ミキシング装置のTSI社、告訴でサムスンSDIとの取引中断か

 

サムスンSDIの主要取引先であるバッテリー装置メーカーである、韓国のティーエスアイ社(TSI社)が、競合他社から技術流出に関して告訴されていたことが9日に確認された。韓国メディアが報じた。TSI社は現在コスダック市場への上場を控えている。

TSI社を告訴したのは、サムスンSDIの別パートナーであるチェイル機工(JEIL MACHINE)社だ。同社は、電池素材の混合装置に関する重要設計が流出したと訴えているという。

先に行われた、装置供給中断の仮処分訴訟ではチェイル社の主張が受け入れられた。裁判所は、チェイル社が持つミキシング装置の設計著作権をTSI社が侵害した事により、不正競争防止法に違反したとの結論を下したという。

韓国メディア・ジイレック紙によると、サムスンSDIはこのような事実を重く見て、TSI社のミキシング装置を今後受け入れないという内部方針を固めたと伝えている。ただしミキシング装置の前後で使用される電池材料の貯蔵と輸送用機器などは対象ではないという。

上場企業であるTSI社は先月26日、取引所にコスダック上場準備の為の株式公開(IPO)予備審査を請求した。 184万7000株を公募する計画で、上場予定株式数は926万7115株であり、上場主管業務は韓国投資証券が引き受けた。訴訟の状況に応じて7月に予定されているIPOに支障を来す可能性がある。ミキシング装置は、バッテリーミキシング工程の核心装置であり、同工程において最も価格が高い機器であるとされる。

ミキシング工程は正極と陰極を作る電極工程において最も前段に位置する。活物質、導電材、結着材、溶剤を一定の割合で混ぜてスラリーを作る。この過程でライン一本当たり通常12時間程度かかる。最近、電気自動車(EV)のバッテリー増設の競争が本格化し、2000リッターの大容量装置が好まれている。
 

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