サムスン電子が昨年、全世界の半導体売上高においてインテルに首位を奪われたことが分かった。
15日(現地時間)、市場調査機関ガートナーが発表した世界の半導体売上高の結果によると、インテルは、昨年の半導体市場において667億5400万ドルの売上げを記録し、売上高基準で世界1位となった。インテルの昨年の売上高は前年比2.2%成長し、16.2%の市場シェアを占めた。
一方、サムスン電子は昨年、512億9100万ドルの売上により2位にとどまった。これは前年度の売上高(737億800万ドル)に比べ29.2%減少した数値となる。サムスン電子は、2017年と2018年に半導体世界1位を記録していた。
ガートナーは「DRAM市場の供給過剰により、全体のメモリ半導体市場が32%以上縮小した」とし「このような低迷がサムスン電子にネガティブな影響を与えた」と説明した。
インテルとサムスン電子に次ぐ3位にはSKハイニクスが入った。昨年、全世界の半導体市場で222億9700万ドルの売上げを上げた。
一方、ガートナーは、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の長期化によって、今年全世界の半導体市場の見通しを悲観的に予想した。ガートナーは今年の半導体市場の売上高成長率を従来の12.5%からマイナス0.9%へと大幅に修正した。
ガートナーは、「新型コロナウイルスが半導体需要と供給に影響し、今年全世界の半導体市場は再び下落に転じるだろう」とし「コロナは、ほとんどの地域での消費と企業の支出を減少させるものであり、これにより、全世界の半導体市場は0.9%減少するだろう」と予想した。