韓国のZDNet Korea紙は、中国シャオミが自社のフォルダブルフォンを製造販売するために、サムスンディスプレイのフォルダブルパネルの仕入れを打診していると報じた。
同報によると、サムスン電子の「Galaxy Z flip」に適用されたクラムシェル方式のフレキシブルOLEDパネルであるとされる。サムスンディスプレイ側はサムスン電子への納品分を考慮し、現在スケジュールを調整中であるという。また、ヒンジについても「Galaxy Z flip」と同じものをシャオミは望んでいるとのこと。
シャオミは昨年、中国特許庁に「Galaxy Z flip」と同様のデザインのフォルダブルフォンの特許を出願していると報じられている。「Galaxy Z flip」のように画面を上・下に畳めるクラムシェル型で、別途カバーディスプレイも適用された形態であるという。
サムスンディスプレイの供給が間に合わなければ、中国のBOEやCSOTのフォルダブルパネルが適用されると同紙は予想。中国の1・2位のディスプレイメーカーであるBOEとCSOTはフォルダブルスマートフォンに適用されるフレキシブルOLEDの生産能力を保有している。ただし、サムスンディスプレイものが品質面で優位にあるとされる。
一方で、LGディスプレイがシャオミに同パネルを供給する可能性もあるという。すでにLG社はシャオミにTV用OLEDパネルを供給している。
市場調査会社オムディアによると、フォルダブルパネル(OLED基準)の出荷量は、今年390万台を記録し、来る2026年には7310万台に増える見通しだ。