LGDの透明OLED、各業界から引き合い

LGディスプレイが「透明OLED」事業を拡大する。これまで高級品のショーウインドーなど屋外広告市場に向けられていた透明OLEDの供給先を、放送、公演、展示産業にまで広げ、潜在需要を掘り起こすという。韓国の電子新聞(etnews)が報じた。

同紙によると、LGディスプレイは、韓国の地上波放送を含む複数の映像コンテンツ制作会社との間で透明OLEDの使用について交渉を進めているという。また、博物館などの展示業界、公演業界とも協議が進行中であると伝えた。

既に、韓国のMBC放送は4月に行われた総選挙の開票放送でLGディスプレイの協力のもと透明OLEDを用いて注目を集めた。
 
(参考記事:「LGディスプレイ、選挙放送で「透明OLED」技術活用」)
LGディスプレイは今後、さまざまな潜在需要を掘り起こし、透明OLEDを増産する構えのようだ。透明OLEDは韓国のパジュにある同社工場で生産されている。同紙によると、55インチサイズのフルHD解像度の透明OLEDであり、透明度は40%程度であるとされる。ガラスの透明度が70%程度であることを踏まえると、透明度の水準は高いと同紙は評価する。

LGディスプレイは2020年1月、「CES2020」において透明OLEDを活用した未来型航空機の客室を披露した。他社との差を広げるために、「曲がる」透明OLEDの開発にも着手しているとされる。
 
(参考記事:「ボーイング機の「未来の客室」にLGのOLED活用へ」)
同紙によると、業界の関係者は「バックライトなしで自発光する利点を極大化した透明OLEDは、小売店はもちろん、建築のインテリア分野、自律走行車、公共交通機関まで、我々の日常の隅々まで多様に活用することができる」と述べたという。
 
 

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