SKCが銅箔製造投資会社であるKCFT社の社名を「SKネクシリス(SK nexilis)」に変更した。
SKネクシリスは先週、理事会と臨時株主総会を開き、社名変更を含む定款変更案を議決した。 28日に社名変更登録を終えた。接続という意味を現すラテン語の「ネクシリス(nexilis)」に着目し、「圧倒的な技術力で未来社会(Next Society)のモビリティをつなぐ」という抱負を込めたという。
SKCは昨年6月にKCFTの買収を発表し、去る1月に買収手続きを終えていた。 SKCはSKネクシリスの株式100%を保有する。
SKネクシリスは、電気自動車バッテリーの陰極材素材である銅箔の製造専門企業であり、世界最高水準の技術力を有しているといわれる。昨年10月、世界で最も薄いとされる4マイクロメートル(㎛)の超極薄銅箔を1.4mの広幅と世界最長となる30kmの長さで量産する技術を発表した。
韓国メディアによると、SKネクシリスは、今年初めに第4工場の増設を終え、第5工場の建設にも着手しているという。昨年2万4000トンだった生産能力は、今年3万4000トン、来年4万3000トンに増えると伝えられている。
SKグループのチェ・テウォン会長は29日、SKネクシリスへの祝電動画において「SKのメンバーになったことを心から歓迎する」とし「世界最高の技術力を持つ井邑(チョンウプ)工場をベースに、成長市場に合わせ、投資と拡張によってグローバルナンバーワン企業になろう」と語った。
(参考記事:「SKCがEV車バッテリー用銅箔企業を買収」)
(参考記事:「[特集]半導体関連の買収・投資を進めるSKグループ」)