ハナ金融投資は12日、KHバテク社について、下半期にフォルダブルスマートフォンの売上増加に伴う利益改善が本格化するだろうと予想した。
ハナ金融投資キム・ドゥヒョン研究員は「KHバテクは、最近のフォルダブル市場の開花により、国内最大の顧客によるヒンジの需要が増え、関連の売上高が急速に拡大しており、5Gスマートフォンのメタルケース市場にも新たに進出し、安定的な成長基盤を整えた」とし「コロナにより携帯電話の販売台数が低調な中、フォームファクタの変化における核心企業として、2020年後半から急成長し、継続的な関心が払われる必要がある」と分析した。
国内最大の顧客とはサムスン電子のことを指し、「Galaxy Z flip」のヒンジを供給するのがKHバテク社である。
キム研究員は「KHバテクは国内最大の顧客のフォルダブルスマートフォン専用のヒンジを独占供給している。最近のコロナによる携帯電話の販売台数不振により、国内最大顧客の視線が下半期のフォルダブルフォンの成功に焦点が当てられていることから、下半期のKHバテクのスマートフォンヒンジ売上高は、爆発的に増加するだろう」と予想した。
そして「KHバテクのフォルダブルヒンジ関連の売上高は、2019年に約130億ウォン(約11億円)から今年930億ウォン(約82億円)に大幅に増加するだろう」とし「フォルダブルスマートフォンを中心に再編されたパラダイム転換に注目する必要がある」とした。
彼は「2020年の年間実績は、売上高2492億ウォン(約218億円)、営業利益240億ウォン(約21億円)と推定する。特に、フォルダブルスマートフォンと5G関連IDCの売上高が下半期に本格増加するにつれて、2020年の実績は、下半期に進むにつれ高まるだろう」と展望した。
(参考記事:「「Galaxy Z flip」のハイダウェイ・ヒンジ技術」)
(参考記事:「サムスン、次期折り畳み式携帯に特殊ヒンジを導入へ、欧州で商標出願」)
(画像:KHバテク社のWebサイトキャプション)