iPhoneの次世代モデルにサムスンディスプレイとLGディスプレイのフレキシブルOLEDパネルが搭載されるという。
韓国メディア・ZDnet Koreaは、18日(現地時間)に発表されたDSCC創業者ロス・ヤング(Ross Young)氏の報告書を引用し、「iPhone12」にサムスンディスプレイ、BOE、LGディスプレイがフレキシブルOLEDディスプレイが搭載される予定であると報じた。また、10ビットカラーのような新機能も追加されるという。
同記事では、「ロス・ヤング氏は5.4インチのiPhone 12にサムスンディスプレイのタッチ内蔵パネル(Y-OCTA)が入ると予想した」とした。Y-OCTAはOLEDパネルに直接タッチセンサーを配置するサムスンのフレキシブルディスプレイ技術である。
また、「6.1インチのiPhone 12 Maxには、アドオンタッチセンサーと、解像度2532×1170でピクセル密度が460PPIのBOEおよびLGディスプレイのフレキシブルOLEDディスプレイが搭載される」との予想を紹介した。
ロス・ヤング氏によると、今年のiPhoneのパネルの生産は、従来よりも約6週間遅い7月末に開始するという。そのため、iPhone 12の発売が9月から10月延期される可能性があると予想したとのこと。
韓国メディア・電子新聞(etnews)は、iPhoneへのパネル供給について、「特にLGディスプレイの動きが注目される」とし、「LGディスプレイは苦労の末、昨年初めてアップルにOLEDを納品した。当初の予想より参入時期が遅れたが、同社の弱点である中小型OLED市場においてアップルという大口取引先を確保したという点で意義があった」と分析。
同紙は、LGディスプレイがアップルに対して、昨年の400~500万枚から、今年は4倍いじょうとなる2000万枚の納品を目標にしていると伝えた。