LG化学が第二四半期実績発表…電池事業が黒字

LG化学、第2四半期実績を発表

LG化学は7月31日、2020年第2四半期の経営実績を発表した。第2四半期の売上高は6兆9352億ウォン(約6148億円)であり、営業利益は5716億ウォン(約506億円)であった。第1四半期と比べ、売上高は3.1%、営業利益は177.7%増加した。前年同期比では、売上高は2.3%、営業利益は131.5%増加した。営業利益率は8.2%を記録し、2018年第3四半期以来の最高値となった。韓国各紙は「アーニングサプライズ」として報じた。
 
(参考記事:「[特集]LG化学の現在地 EVバッテリーで躍進」)
(参考記事:「LG化学のEV電池シェア、今年1~5月累計でも世界1位を維持」)
(参考記事:「英評価機関「LG化学のブランド評価額は3500億」」)
 
LG化学は第2四半期の実績改善の要因として、石油化学部門の運営効率性増大及び主要製品のスプレッド改善による2ケタ営業利益率(13.1%、4347億ウォン、約385億円)の達成、電池部門の自動車電池黒字などによる第2四半期での史上最大実績達成を挙げ、市場期待値をはるかに上回る実績を収めたことを明らかにした。(第2四半期の営業利益の市場展望値: 4299億ウォン、約381億円、7/1の市場分析会社FnGuideのコンセンサス予想)

LG化学のCFOを務めるチャ・ドンソク副社長は「第2四半期は新型コロナウイルスの影響にも関わらず、内部効率性の見直し及び差別化された力量を一層強化し、市場期待値より高い実績を達成することができ、特に自動車電池部門での収率正常化と固定費節減による構造的な利益創出基盤を構築したことに意義がある」と言い、「第3四半期でも新型コロナウイルス持続による不確実性が予想されるが、石油化学部門の安定的収益性維持、電池部門の大幅な成長などを通じて実績好調を維持し、中長期的観点の事業効率化を持続することで危機の中でも安定的実績を達成する事業構造を構築していく」と述べた。

石油化学部門は売上高3兆3128億ウォン(約2936億円)、営業利益4347億ウォン(約385億円)を記録した。低油価の影響で製品価格が下落し、売上高は減少したが、差別化された運営力量強化及び、中国需要回復によるABSなどの主要製品のスプレッド拡大によって、2019年第1四半期以来、5四半期ぶりに2ケタの営業利益率(13.1%)を達成した。第3四半期は、グローバル経済活動再開による、家電など、供給先の産業の回復期待感で堅調な実績が持続すると展望されている。

電池部門は売上高が2兆8230億ウォン(約2502億円)、営業利益が1555億ウォン(約137億円)であり、四半期ベースで過去最大の売上高及び営業利益を記録した。ヨーロッパ、中国などを筆頭とした環境問題に対応する政策の拡大による電気自動車の販売量増加、北米地域での大規模ESSプロジェクトへの供給などで、第1四半期に対して売上高は25%増加した。収益性に関しても、ポーランド工場の収率改善、原価低減などで自動車電池事業が黒字転換し、史上最大実績を達成した。第3四半期は、ヨーロッパ向けの自動車電池の出荷量拡大、自動車用円筒形電池の販売増加などで、売上高の成長と堅調な収益性の持続が見込まれている。

先端素材部門は売上高7892億ウォン(約700億円)、営業利益350億ウォン(約31億円)を記録した。新型コロナウイルス拡散によるIT、ディスプレイなどの供給先の市場需要減少で売上高は減少したが、原料価格下落、費用効率化などで収益性は改善した。

生命科学部門は売上高1603億ウォン(約142億円)、営業利益141億ウォン(約12億円)を記録し、子会社のFarmHnnongは売上高1778億ウォン(約157億円)、営業利益116億ウォン(約10億円)を記録した。

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