UNIST研究グループ、サムスン支援で”5分充電600km”のEV電池開発へ

韓国ウルサン科学技術大学校(UNIST)の研究グループがサムスン電子の支援で、2022年までにリチウムイオンバッテリーより性能の優れた、リチウム金属バッテリーを開発する計画だ。

UNISTのジョン・ギョンミン、チェ・ナムスン教授の研究チームは、プギョン大学校のオ・ピルゴン教授、チョソン大学校のソン・ユングク教授の研究チームと合同で、サムスン電子の未来技術育成事業の新規課題に選定された「リチウム金属バッテリーシステムのための電極設計と素材技術」の開発に取り掛かったことを8月19日、明らかにした。今後2年間、サムスン電子から10億ウォン(約8940万円)の研究費支援を受けることになる。

リチウム金属バッテリーはリチウム金属を負極として用いるバッテリーで、理論上では、現在幅広く使われているリチウムイオンバッテリーの10倍以上のエネルギー密度(重量当たりのエネルギー量)を持つ。しかし、リチウム金属が周辺の物質と反応し、爆発する危険があり、商用化は難航している。

ジョン・ギョンミン教授は「リチウムイオンバッテリー対比の性能は確答できないが、シミュレーションの結果、研究が順調に進行すれば、5分の充電で600kmの走行が可能な電気自動車バッテリーの商用化が可能になるはず」と期待した。開発後は、サムスン電子などを通じて商用化を推進する。

既存のリチウムイオンバッテリーの生産工程をそのまま活用する研究も行われている。ジョン・ギョンミン教授は「現在の国内バッテリー生産基盤と製造技術を可能な限りそのまま利用し、高容量バッテリーを量産できるようにすることが目標」と述べた。

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