サムスンはQDディスプレイに積極的ではない…韓国紙報道

サムスンの次世代ディスプレイと有力視されていたQD-OLEDディスプレイについて、サムスン電子が積極的ではないとの見方が出ている。

朝鮮日報の系列紙であるITチョソン紙は3日、「サムスン電子は、サムスンディスプレイが2021年の量産に乗り出すQD-OLEDパネルを適用したTVの発売を現時点で検討していないことが分かった」と報じた。

サムスンディスプレイは、最近、サムスン電子映像ディスプレイ(VD)事業部だけでなく、ソニー・Xiaomi・パナソニックなどにQD-OLED TVの試作品を提供したと報じられている、同紙はこれについて「サムスン電子が微妙な反応を示したことに伴う行動という解釈が出ている」と伝えた。

その背景について、同紙は、「サムスン電子は、世界TV市場においてQLED TVで利益を得ている」と分析。同紙はオムディアの調査結果を基に、「サムスン電子は第2四半期QLED TVを140万台販売した。 2019年の同期間(109万台)と比較すると28.2%増加した数値だ」とし、昨年比7%減のOLED TVに比べQLED TVが成功していると説明した。

サムスンディスプレイは、2025年までにQD-OLEDディスプレイに13兆1000億ウォンの投資を宣言し、7月1日には、忠南牙山でQD設備搬入式まで開催した。

電子業界の関係者は同紙に対し、「サムスン電子は、マイクロLED、量子ドット、ナノLED(QNED)などを商品化する前に、QLEDとミニLEDを活用してTV市場を牽引していくことができる」とし、「QD-OLED TVは収益性を確保するレベルにまでレベルアップしなければ、次世代TVの座を得るのは難しいと思う」と述べたという。
 
(参考記事:「サムスンのQDディスプレイ、インクジェット印刷で問題か?」)
(参考記事:「サムスンD、QDディスプレイの生産設備を搬入…LCDラインは売却公募」)
(参考記事:「サムスン電子のQDディスプレイ量産で「QLED」ブランドはどうなるか?」)
 
(写真:今年7月1日、韓国牙山で行われたQD設備搬入式=サムスンディスプレイ提供)
 

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