韓国証券社「サムスンSDI、Gen5電池が収益改善に寄与」と分析

ユアンタ証券はサムスンSDI株への投資意見を「BUY」とし、目標株価590,000ウォン(約52,730円)に設定した。

同証券のキム・グァンジン研究員は、「目標株価は同社の高い中長期成長潜在力を反映するキャッシュフロー割引(DCF)バリュエーション方式を適用して算出した」とし、「WACC 7.4%、RF 1.1%(国債5年の収益率)、市場プレミアム8%、ベータ1.2の適用である」と述べた。また、「現株価は来年実績基準 P/E 38.6Xレベルで短期バリュエーション負担が存在するが、二次電池市場の本格成長が予想される22年以降の実績成長の可能性に注目する時である」と評価した。

同氏は、「下半期に中大型電池部門が正常化されることにより、利益貢献が本格化する」と判断。「ESS用バッテリーの場合、2Q20黒字転換に成功したものと推定され、EV用バッテリーの場合、ヨーロッパの顧客向けの供給量拡大に応じて、4Q20から黒字転換の可能性がある」と期待した。

そして、「同社はBMW、フォルクスワーゲンなど欧州市場エクスポージャーが大きい大型の自動車メーカーを顧客として持っている。特に、来年発売予定の単結晶NCA素材が適用されたGen5電池は、従来製品に比べエネルギー密度が約20%改善されたことが認知され、EVバッテリー部門の収益性改善に寄与する」との判断を示した。

キム研究員は、サムスンSDIの来年予想実績について、「売上高13.1兆ウォン(約1兆1700億円)(+ 17.3%、YoY)、営業利益1.06兆ウォン(約950億円)(+ 72.5%、YoY)見込み。中大型電池(EV + ESS)部門での黒字転換に基づいて、本格的な増益区間に進入する事を期待」した。また「同社の業績は、世界的な二次電池市場の成長に伴い、22年の中・大型電池部門だけで年間5,000億ウォン(約446億円)水準の営業利益を生み出す能力を保持するものと判断する」と述べた。
 
(参考記事:「サムスンSDIが第二四半期実績発表…営業益34%減少も予想上回る」)
(参考記事:「サムスンSDI「全個体電池2027年商用化」」)
(参考記事:「[特集]サムスンSDIのバッテリー事業の動向」)
 

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