LG電子が、中国のディスプレイメーカーBOEと協力し、(巻き取ることができる)ローラーブルスマートフォン発売のための準備に入ったようだ。
ZDNet Koreaは1日、ディスプレイ業界の情報を基に、「LG電子が来年初めに、次世代スマートフォンとして、画面をくるくる巻き取ることができるローラーブルフォンを発売する予定である」と報じた。同紙によると、同製品の重要なパーツとなるディスプレイについては、中国BOE社のフレキシブル有機発光ダイオード(OLED)パネルを使用するという。同情報について今年7月ごろにも報じられていた。
同紙によると、業界関係者は、LG電子は傘下のLGディスプレイを通じてフレキシブルOLEDパネルの調達が可能であるが、コスト削減のため中国企業を選択したと述べたという。その際に、BOEとCSOTが供給を打診し、最終的にBOEが選ばれたとのことだ。
LG電子のローラーブスマートフォンは、巻物のように、画面を右に広げると巻き込まれたディスプレイが広がる形になると伝えられている。
LG電子は先月15日、自社の画面旋回式スマートフォン「LGウイング」の公開イベントにおいて、「息を殺して待ってください(Hold your breath)」というフレーズとともにローラーブスマートフォンの画像を公開していた。ZDNet Koreaによると、業界では、LG電子が来年2月に開催される展示会「MWC 2021」で、同製品を披露するとの予想が出ているという。
(画像:LGの画面旋回式のスマートフォン・LGウイング=LG電子提供)
(参考記事:「LGが世界初の「ローラブルフォン」開発か…中国BOEと共同で」)
(参考記事:「LGがスマートフォン戦略を再編か」)
(参考記事:「LGがスマートフォン戦略を再編か」)