1~8月のEV車の世界シェア、韓国ヒュンダイが4位を維持…1位は米テスラ

2020年1〜8月に世界(77カ国)で販売された電気自動車(EV、PHEV:乗用車+商用車)グループのランキングにおいて、テスラとフォルクスワーゲングループがそれぞれEV、PHEV部門の1位を占めたことが分かった。韓国ヒュンダイ自動車と同傘下の起亜自動車は両部門でTOP 5に入ったことが分かった。調査会社であるSNEリサーチが19日発表した。

EV部門ではテスラが中国産「モデル3」の売上高増加に応じて、全体の売上高が前年同期比10.9%増加し、1位の座を維持した。フォルクスワーゲングループもアウディの「E-トロンEV」とポルシェの「タイカンEV」、フォルクスワーゲンの「e-Up!」などの販売好調で3桁成長を記録し、前年同期の9位から3位へと大きく成長した。また、PSAも「プジョーe-208」と「オペルコルサ」などの販売増加に支えられ、8.3倍と急成長し、順位を19階段も上げた。併せて、中国系メーカーでは唯一、広州自動車グループが「アイオンS」の販売増加により順位も9階段上げた。

ルノー-日産-三菱は、主力モデルである「日産リーフ」の販売減少により、全体販売量が5.2%減少したが、順位は2位に上昇した。 GMグループは、前年同期と同じ5位となった。

中国系のBYDグループとジャンファイ自動車グループ、北京自動車グループは、上半期の自国市場の萎縮による影響で不振を免れなかった。

これとは対照的に、ヒュンダイ・起亜自動車は、「ニーロEV」と「ポーター2エレクトリック」(電気トラック)の販売好調により4位に上昇した。

PHEV部門では、フォルクスワーゲングループがフォルクスワーゲンの「パサートGTE」とアウディ「Q5」、「A3」などを主力に3倍以上高成長で1位に浮上するなか、ダイムラーもメルセデスAクラスとCクラスの販売好調により、4階段上昇の4位を記録した。 PSAはプジョー「3008 PHEV」を筆頭に全体で2万6千台を販売し、初めてTOP 10に入った。フォードグループも「マーク」がPHEV販売急増によって3階段上昇となる8位を記録した。

中国系のジーリーグループは「XC40」などボルボモデルの販売好調により、ランクとシェアの両方が上昇した。新興企業Leading Ideal Automobileも急成長を示現しTOP 10に入った。

ただし、BMWの販売増加率は、市場平均よりも低い18.5%にとどまり、フォルクスワーゲングループに1位を奪われた。ルノー – 日産 – 三菱とトヨタグループは、それぞれ三菱アウトランダーPHEVとプリウスPHVモデルの老化で販売低迷に陥り、順位とシェアがすべて下がった。

ヒュンダイ・起亜は、「シード」PHEVの販売増加により12.9%成長し、順位は5位へと2ランク上がった。

SNEリサーチは、「ヒュンダイ・起亜は、欧州市場が好調のなか、米国と中国市場も本格的に回復している中で、販売量が着実に増加し、世界的な電気自動車市場でのプレゼンスを確固たるものに固めている」とし、「今後の世界の主要市場で成長が続くと予想され、ヒュンダイ・起亜のEV・PHEVグループの地位がさらに強化される」との見方を示した。
 
(参考記事:「フォード・現代・BMW…韓国製バッテリーを積むEV車が炎上…何が原因か?」)
(参考記事:「[特集]世界の電気自動車産業の趨勢と韓国の課題…スタンド数・政府支援など脆弱」)
(参考記事:「EV車世界4位の現代自動車、小型SUV「コナ」で12回目の火災事故…原因は?」)

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