「東レが独占する検査装置を国産化した韓国企業」 低価格攻勢で海外売上伸ばす

韓国経済新聞(4日)は、韓国産業省(産業通商資源部)が主催する「今月の産業技術賞」で12の企業が受賞したとし、そのうちの一つであるエタマックス社(EtaMax)について特集した。
 
(参考記事:「韓国大統領、素材・部品・装置など国産化の対象を大幅拡大」)
 
同記事によると、エタマックス社は昨年、日本の繊維·化学会社の東レが独占していたマイクロ発光ダイオード(LED)検査装置を(韓国で)国産化に成功した。 韓国企業で同装置の量産に成功したのは初めてであるとされる。韓国経済新聞は、エタマックス社について、「東レ社の製品価格が1台当たり9億ウォン(約8313万円)であるのに比べ、同一性能で価格を1台当たり6億ウォン(約5540万円)に下げて競争力を確保した」と報じた。

エタマックス社が国産化に乗り出したのは、「マイクロLED検査装置という新市場を日本のメーカーが独占しているから」であるとのこと。マイクロLEDは素子の大きさが数十マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)程度で小さく、従来の検査方式では不具合の確認は不可能だったが、韓国産業技術評価管理院(KEIT)事業を通じて約23億ウォン(約2億円)の支援を受けたことで、国産化に成功することができたとのこと。 同紙によると、現在まで19億3200万ウォン(約1億7846万円)の売上を達成し、生産した製品は全て、中国や台湾などの海外に輸出したという。

韓国メディアなどによると、昨年7月の日本による対韓国輸出規制(輸出管理強化)以降、韓国内で重要素材や装置の国産化の流れが加速し、開発力のある現地中小企業には一種の特需が生じていると伝えられる。

 
(参考記事:「マイクロLED市場、2027年に1670万台出荷規模に」)
(参考記事:「韓国2位の半導体装置メーカー、TELが寡占するメタルCVD装置を開発か」)
(参考記事:「韓国政府、フッ化水素など国産化中小企業100社を選定…事業化資金やファンド支援」)
 
(写真:エタマックス社のウェブサイトキャプション)

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