サムスン電子のイメージセンサーが中国シャオミ(Xiaomi/小米科技)のスマートフォン「Redmi Note9」シリーズの中国国内ハイスペック版に搭載されるようだ。
(参考記事:「ソニーに挑戦状? サムスンが最新ToFイメージセンサーをリリース」)
韓国メディアなどによると、シャオミ製品に搭載されるのは、サムスン電子の「アイソセルHM」(ISOCELL HM2)である。同製品は、業界初とされる、0.7㎛(100万分の1m)の大きさのピクセルに1億800万画素を支援する「超小型」のイメージセンサーである。 0.8㎛比イメージセンサーのサイズを最大15%削減することができ、スマートフォンのカメラ部分が肥大化する問題を解消できると評価される。
シャオミは昨年8月に、サムスンの6400万画素のスマートフォンイメージング技術を自社製品に搭載すると発表して以来、協力を続けている。中国メーカーではVivoもサムスンのイメージセンサーを採用した。
イメージセンサー市場で2位のサムスンは1位のソニーを追い上げており、最近そのシェア差が縮小している。市場調査会社ストラテジー・アナリティクス(SA)によると、今年上半期の世界スマートフォン用イメージセンサー市場で、ソニーは44%のシェアで1位(売上基準)を維持したが、サムスン電子は32%を占めたことが分かった。昨年上半期時には1位ソニーのシェアが50.1%、2位サムスンが29%と、21%ポイントの差があったが、今年上半期にはその差が10%ポイント近く減少したことになる。
(参考記事:「2位サムスンが1位ソニーを猛追、イメージセンサーの世界シェア」)
(参考記事:「サムスン、イメージセンサー特許侵害で米ITCに提訴される」)
(参考記事:「韓国イメージセンサー企業、自動車向けパッケージ「NeoPAC Encap」を供給へ」)