「ディスプレイ産業、チキンゲームの後は空気を読むゲーム」韓国証券社分析

ハナ金融投資のキム・ヒョンス研究員は12日、ディスプレイ産業に関する分析レポートを公表し、「チキンゲームの後は空気を読むゲームの始まり」と評価した。
 
(参考記事:「サムスンディスプレイがLCD生産延長を検討表明、QDディスプレイは計画通り推進」)
 
キム・ヒョンス研究員は、大型パネルについて、「(LCD)パネルの価格変動の縮小、サムスンディスプレイの《空気読みゲーム》が変数」であるとし、「最近の変動を大きくするパネル価格(24ヶ月-60%下落した後、10ヶ月26%上昇)は、2021年に上下しつつ変動幅が縮小する見込みである」と予想した。続けて、「TVの大面積化やノートパソコンの需要増と、中国の生産力が増加すると予想される中で、グローバルで供給面積8%を占めるサムスンディスプレイによる減産するかどうかの駆け引きが供給調節の鍵となり、価格変動を調節する役割を担う」との見方を示した。

キム研究員は、「60インチ以上のTVの割合が19%まで上昇し、60インチ台TVの面取効率が60%しかない第8世代ラインの供給可能面積が減少する」とし、「この過程で、中華圏のパネルメーカーは、韓国から買収した第8世代TVラインのITパネルライン切り替えを継続するものと見ている」と述べた。これにより、「2021年の需要面積の増加率7%、供給可能面積の増加率3%を見込んで供給過剰率は2019年13%、2020年10%、2021年の6%に下落」との見通しを示した。

小型パネルに関してキム研究員は、「LGディスプレイ、BOEの出荷台数が大幅に増加(LGD 65%、BOE 72%)する過程でベンダーの恩恵が見込まれる」とし、「モバイルOLEDパネルの生産可能台数は、2021年8.1億台に増加し(需要5.8億台の展望)、CAPA増設は限られる」との見方を示した。
 
(参考記事:「アップルの次期iPad、韓国LGのミニLED液晶を採用か…Macbookにも採用可能性」)
(参考記事:「中国CSOT、サムスンDの蘇州LCD工場買収発表…10億8000万ドル」)

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