韓国KNW社、仏ソルベイのフッ素ガス事業を買収…半導体や二次電池製造に必要な重要素材

韓国のケイ・エヌ・ダブリュー社(KNW)が、ベルギーの化学企業ソルベイ(SOLVAY)のフッ素ガス事業部門を買収することが分かった。
 
(参考記事:「SKマテリアルズが高純度フッ化水素の量産開始」)
 
ケイ・エヌ・ダブリュー社は16日、ソルベイ・コリアの酸部門とD&A(Distribution&Agency)事業部を中心に買収を進めたと明らかにした。ケイ・エヌ・ダブリューはディスプレー産業用の先端素材や自動車産業用の部品素材を供給する会社だ。ソルベイはベルギーに本拠を置く世界的な化学企業である。

同社は今月4日の時点で同買収に関する公示を出している。それによると、ケイ・エヌ・ダブリュー社が傘下のケイ・エヌ・ダブリューマテリアルズを通じてソルベイ・コリアの株式1000万株を約562億ウォン(約53億円)で取得するとされ、これはソルベイ・コリアの株式100%に相当するという。取得予定日は12月31日とされている。
 

(画像:ケイ・エヌ・ダブリュー社が4日公示したソルベイ・コリアの株式取得内容=DART)
 
ソルベイ・コリアの酸部門はフッ素ガスの製造を行い、D&A事業部は複数の化学物質の流通販売機能を担っている。同部門は継続的に営業利益を創出している。

韓国メディアなどによると、ケイ・エヌ・ダブリュー社には、今回の買収により、フッ素ガス技術を確保して、さらに無水フッ酸の製造およびフッ化水素精製の分野まで事業を拡大する計画であるという。世界的な化学企業であるソルベイは、フッ素関連の原料技術から精製技術まで保有している。

同紙によると、ケイ・エヌ・ダブリュー社の関係者は、「供給される製品は、主に微細工程に使用されているので、半導体生産の増加と新規Fab投資、供給量も増加するだろうと予測している」と述べたという。

フッ素ガスは、半導体、二次電池などの製造工程で使用される重要素材だ。市場調査機関PMR(Persistence Market Research)によると、フッ素化合物市場は2024年に10.7億ドル規模に成長すると予想される。
 
(参考記事:「韓国政府、フッ化水素など国産化中小企業100社を選定…事業化資金やファンド支援」)
(参考記事:「韓国政府、中国からのフッ化水素輸入に支援金…「脱日本」対策の一環か」)
(参考記事:「[特集]フッ化水素を内製化したSKグループ、半導体事業でさらなる動きも」)

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