韓国ポスコケミカル、欧州に正極材生産ライン建設か…EV電池の核心素材

韓国の正極材メーカーであるポスコケミカルが、3000億ウォン(約290億円)を投資し、欧州に正極材生産ライン建設を進めるとの報道が出ている。
 
(参考記事:「ポスコケミカル、EV電池用素材好調も前年同期比で利益減…7~9月決算」)
 
韓国のファイナンシャルニュースは2日、「ポスコケミカルは来年上半期に事業承認を目標に、ポーランドやハンガリーなど欧州現地に正極材生産ラインの建設を検討している」と単独スクープした。

電気自動車のトレンドが世界的に広がるなか、電気自動車用バッテリーの核心素材となる正極材や負極材の需要も急増することが予想されている。ポスコケミカルの正極材と負極財の売上は、昨年の第3・4四半期(7~9月)の586億ウォン(約56億円)から今年の第3・4四半期には1518億ウォン(約144億円)となり、約2.6倍拡大した。

同紙によると、ポスコケミカルは、2030年までに、正極材を現在4万トンから40万トンに、負極財は4万4000トンから26万トンまで量産能力を拡大する計画であるとされる。2030年まで二次電池素材事業でグローバル市場シェア20%、売上高は年23兆ウォン(約2.2兆円)達成を目標にしているという。取締役会で事業が承認されれば、来年第3・4四半期から2024年まで3000億ウォン(約285億円)を投資することになるとのこと。

完成すれば次世代正極材と呼ばれるハイニッケル(High-NI)ニッケル・コバルト・マンガン・アルミニウム(NCMA)正極材の年産2万5000~3万トン規模で生産が可能になる見通しだ。
 
(参考記事:「ポスコケミカル、EV電池用素材好調も前年同期比で利益減…7~9月決算」)
(参考記事:「ポスコケミカル、約260億円かけNCMA正極材工場を増設」)
(参考記事:「サムスンSDIの正極材合弁企業、年3万トン規模の生産工場が着工」)

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