今月1日にLG化学からスピンオフしたLGエナジーソリューションが、テスラに電池箔を供給するとみられるドゥサンソルースへの投資を検討しているようだ。
(参考記事:「米テスラ、韓国ドゥサン社と電池箔供給契約か…バッテリー独自生産に向け」)
韓国のヘラルド経済紙は10日、投資銀行(IB)業界の情報を基に、LGエナジーソリューションがドゥサン社に有償増資による第三者割当方式によって500億ウォン(約48億円)規模の投資を検討していると報じた。
今回の投資は、以前から検討されていたとされ、バッテリー事業部門のコラボレーションが目的である。ドゥサン社は、電池泊(電気自動車バッテリー用銅箔素材)と銅箔(電子製品の回路基板材料)、電子材料(ディスプレイ機器パネル素材)、バイオ(化粧品、医薬品などの素材)などの事業を営んでいる。
ドゥサンソルースは最近、韓国の中堅プライベート・エクイティ企業であるスカイレイク・インベストメントが所有者となっており、このこともLGによる投資に弾みがついたとヘラルド経済は伝えている。
ドゥサンソルースは、韓国で唯一、ヨーロッパ(ハンガリー)に電池泊工場を有しており、グローバル電気自動車メーカーであるテスラへの電池泊供給の可能性も浮上している。
(参考記事:「電池新会社「LGエナジーソリューション」が公式発足…LG化学の電池部門が分社化」)
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