サムスン電子が来年もDRAMラインの一部をイメージセンサーに転換することでイメージセンサー世界1位のソニーを追い上げるようだ。
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中央日報は20日、サムスン電子のパク・ヨンイン=システムLSI事業部戦略マーケティングチーム長(副社長)が、非公開の質疑応答において、「来年DRAM工場の一部でラインがイメージセンサーに変更される。1億800万画素をはじめ、高解像度の画像センサーの中国の顧客の需要が増えるのに比して、サムスンの(現在の)生産能力ですべて対応するのが難しいため」と述べたという。
同紙は、最近になりイメージセンサーに転換された華城工場の11ラインの残りのDRAM施設が来年イメージセンサー用途に変わる見込みであると伝えている。
パク副社長は、サムスン電子の非メモリ設計・開発部門であるシステムLSI事業部においてセンサー事業チーム長を担っていたが、最近の人事で戦略マーケティングチーム長に異動していた。中央日報は、同ポジションについて、「企業間取引(B2B)などの各種営業活動を担当する」部門であるとし、「部品業界において、今後サムスンがセンサー事業により多くの力を注ぐと判断されている理由だ」と分析した。
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