韓国企業が「クォーツ」を国産化か…対日依存高い半導体先端素材 市場規模は1千億円超

韓国のアイオンズ(IONES)が、半導体の先端素材であるクォーツ(Quartz=石英ガラス)の代替品開発に成功したと14日、明らかにした。
 
(参考記事:「韓国が「エポキシ」の国産化に成功…対日輸入率9割の半導体核心材料」)
 
毎日経済新聞などによると、アイオンズは、これまで日本から全量輸入してきた半導体やディスプレイ用先端素材であるクォーツ(Quartz)の代替素材の研究開発に成功したとし、国内外の特許取得も完了したという。

同素材は、従来の半導体プロセス装置の部品に使用されたQuartz素材に比べプラズマエッチング抵抗性が4倍以上向上したとのこと。特に、結晶構造がアモルファス構造を持つ性質であることから、これまで半導体工程中に発生していた汚染物質の欠点も改善されたと同社は説明した。

アイオンズは、現在量産化のための準備段階に着手しており、2021年下半期の半導体製造装置メーカーに納品が可能であるという。

韓国メディアなどによると、2018年度の半導体/ディスプレイ産業のQuartz市場規模は約1兆2千億ウォン(約1120億円)と推定されている。

同社は1993年に設立後、半導体装置の精密加工部品と洗浄・コーティング事業を主力とし、半導体装置の耐ガス噴射部品であるシャワーヘッドなどの精密加工部品をサムスン電子に納品している。洗浄・コーティング分野では韓国で約30%のシェアを持つ。
 
(参考記事:「韓国政府、日本による「特許攻撃」に対応のため専門組織を設置…国産化によるジレンマ」)
(参考記事:「韓国SKマテ社が日本JNCと合弁、対日依存高い青色OLED素材を国産化」)
(参考記事:「「東レが独占する検査装置を国産化した韓国企業」 低価格攻勢で海外売上伸ばす」)
 
(写真:iStock)

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