武器輸出世界46位の韓国企業、グラフェン事業を英ベルサレンに売却か

韓国ハンファグループ傘下の航空系列会社ハンファ·エアロスペースが、グラフェン事業の株式を売却し事業を整理する。
 
(参考記事:「韓国軍事企業が5G利用で無人車両開発を促進…走行や射撃をリモート化」)
 
韓国メディア「THE GURU」は23日、「ハンファ·エアロスペースは英国の先端素材エンジニアリング企業ベルサレン(Versarien.plc)に《夢の新素材》と呼ばれるグラフェン事業を売却する」とし、「ベルサレンに株式1100万株を譲渡し、最終事業を整理する手順を踏む」と報じた。売却規模は430万ポンド(約6億円、普通株1株当たり39.475ペンス)になるという。

同紙によると、ベルサレンは今回の買収のため、ランステッド(Lanstead)から資金を調達する。 このため、ランステッドと収益共有契約を締結し、株式買収金額350万ポンド(約52億ウォン、約5億円)の支援を受けるという。

ハンファ·エアロスペースの売却株式には100件に達する特許と特許権のポートフォリオが含まれ、その大半は、ハンファテックウィンの前身であるサムスンテクウィンで最初に開発されたものであるとのこと。

THE GURUは、「ハンファ·エアロスペースはこれまで、世界初の5世代級グラフェン製造ラインを構築するなど、グラフェン事業を営んできた」が、「小規模でグラフェン事業を進めてきた上、現在の主力事業である航空、防衛エンジン事業との方向性が合わず、売却を決めた。」と伝えている。

韓国国防技術品質院が先日発刊した「2020世界の防衛産業市場年鑑」によると、ハンファ・エアロスペースは武器輸出において世界46位に入っている。第三四半期(7~9月)の売上高は前期比15.5%増となる1兆3771億ウォン(約1294億円)、営業利益は241億ウォンの同増加となる943億ウォン(約89億円)を記録している。
 
(写真:ハンファ・エアロスペースの企業ポスター=同社提供)
 
(参考記事:「韓国ハンファが米水素タンクメーカー買収か」)
(参考記事:「ニコラに100億円超を投資した韓国ハンファグループ、詐欺疑惑で大打撃か」)
(参考記事:「ヒュンダイ系列社、韓国軍のK2戦車生産受注…欧州輸出も企図か」)

関連記事

特集記事

エレクトロニクス業界リサーチやコンサルティング、コーディネーションのご相談はこちらまで

ランキング

  1. 1

    シャープからサムスンに転職したエンジニアが語る「サムスンが優秀な理由」

  2. 2

    スマホ世界一のサムスン電子が日本市場で苦戦中、iPhoneとは対照的

  3. 3

    Galaxy S23 ultraの色やエッジは? 「薄くなって平らになる」

  4. 4

    Galaxy S22の購入者、発熱問題でサムスン電子を相手に集団訴訟を予告

  5. 5

    味の素社が製造するABFの調達懸念で韓国半導体業界は非常事態に…なぜ?

  6. 6

    LCD事業の撤退を急ぐサムスンディスプレイ…今年6月に生産終了へ向け調整

  7. 7

    「二つ折り」サムスンの新商品フォルダブルフォン「フレックス」公開

  8. 8

    再びやってきたGalaxyの危機、「バッテリー爆発」Note7の事態を振り返る

  9. 9

    ウクライナ事態で希少ガス「ネオン」の価格が高騰…ポスコに関心集まる

  10. 10

    サムスン電子、横にもワイドな「ㄱ字型」のフォルダブルフォンを発売へ

TWITTER

「Galaxy Z4 vs iPhone14 vs Mate50」韓米中の戦略スマホがビッグマッチ
#コリアエレクトロニクス
https://korea-elec.jp/post/22091603/

米EV補助金の中止で暗雲が立ち込める現代自動車グループ、解決策はあるか
#コリアエレクトロニクス
https://korea-elec.jp/post/22091602/

K-半導体、需要低迷による危機が懸念される中、韓国企業は投資で正面勝負に
#コリアエレクトロニクス
https://korea-elec.jp/post/22091601/

BOE、昨年米国での出願特許1位・サムスンDは2位…技術覇権争い激化
#コリアエレクトロニクス
https://korea-elec.jp/post/22091502/

サムスンSDI、独BMWと北米にEVバッテリー工場設立の可能性
#コリアエレクトロニクス
https://korea-elec.jp/post/22091501/

Load More
TOP