韓国の対日貿易赤字が再び拡大…コロナや不買運動の停滞原因か

2019年にとられた日本の輸出規制(輸出管理強化)の影響により急減していた韓国の対日貿易赤字が、昨年になって再び拡大していたことが分かった。新型コロナウイルスの影響で日本に対日輸出は不振だったことに加え、日本産商品の不買運動が停滞したことなどが原因とみられる。
 
(参考記事:「「日本製品の不買運動、今後も続ける」が80%…韓国調査結果」)
 
韓国産業省(産業通商資源部)は2日、2020年に韓国は日本との貿易で208億4000万ドル(約2兆円)の貿易赤字を出したと発表した。前年の対日貿易赤字191億6000万ドルよりも16億8000万ドル増えた金額だ。対日輸出量は前年より11.8%急減となる250億8000万ドルだったが、日本からの輸入量は3.5%の小幅減少となる459億2000万ドルだった。

日本は韓国の貿易赤字1位の国であり、日本との貿易で韓国は2004年から年間200億〜300億ドル規模の赤字を出している。そうするうちに2019年7月の輸出規制により、韓国内で日本産の不買運動が起こり、同年の貿易赤字は、2003年以来16年ぶりに最低値(191億6000万ドル)を記録していた。

昨年、対日貿易赤字が再び増えたのは、韓国の主力品目の輸出が新型コロナウイルスの影響で不振だったためだ。石油化学製品の日本輸出額は前年比25.1%減少し、鉄鋼(-23.3%)、自動車部品(-34.9%)、石油製品(-32.5%)も大幅のマイナスを記録した。

一方、日本からの輸入は下半期に行くほど増えた。月別輸入額増減率をみると、昨年4〜8月は減少し続け、9月に0.6%増加に転じた後、10月に4.6%、11月に15.9%、12月に18.7%に拡大した。
 
(参考記事:「日本から韓国への自動車輸出が急増(前年同月比90.1%↑)…不買運動の勢いに変化か」)
(参考記事:「[特集]韓国の対日輸入依存度が低下… 半導体素材や装置、自動車部品など減少」)
(参考記事:「韓国企業が「クォーツ」を国産化か…対日依存高い半導体先端素材 市場規模は1千億円超」)

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