韓国が米国の自動車輸入相手国のうちドイツを抜き4位に浮上したことが分かった。
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31日、KOTRA(大韓貿易投資公社)によると、米国の韓国産自動車の輸入額は10月末現在で130億4800万ドル(約1.2兆円)となり、日本とメキシコ、カナダに次いで4位に浮上したことが分かった。前年比0.18%の増加となる。
前年に4位だったドイツは韓国に抜かれ5位となった。ドイツ車の輸入額は前年より38.12%下落となる92億8721万ドルだった。韓国とドイツ間の格差は3億7600万ドルに達しており、今年の年末基準でも韓国が4位になる可能性が高い状況だ。
新型コロナウイルス影響もあり、米国の自動車輸入は前年比で24.37%減少した。1位の日本も前年比24.37%の減少となった。メキシコとカナダは、それぞれ23.21%と26.85%減少した。 「トップ5」のうち、韓国だけ唯一増加した。
米国市場で韓国車の輸入拡大は、ヒュンダイ(現代)と起亜自動車の輸出増によるものだ。現代・起亜自動車の米国シェア(11月の累積的基準)は、過去2012年以降最高となる8.6%と集計された。前年同期の7.8%から0.8%ポイント増加した。
また、新型コロナウイルスの影響でフォルクスワーゲンやベンツ、BMWなどの欧州工場が生産停止などに追い込まれた一方、韓国の工場は正常に近い形で稼動していたことから、米国市場でドイツ車を代替したものと考えられる。
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