「PSKは米ラムリサーチと競合する半導体装置サプライヤー」韓国証券社

ハナ金融投資は17日、ピーエスケー(PSK)の分析レポートを発表した。
 
(参考記事:「韓国PSK社、ハードマスクストリップ装置販売」)
 
PSKは半導体前工程装置の市場において、米国Lam Researchと競合しており、主力製品は不必要なフォトレジスト、酸化膜/窒化膜、エッチング処理された残留物などを除去する装置を供給している。これらの装置は、用途に応じてstrip、etch、clean装置と呼ばれる。主力はstrip装置であり、ほとんどは半導体回路形成工程で不要な物質を除去するために使用される。

2020年の売上高は2,657億ウォン(約255億円)で2019年1,546億ウォン(約148億円)に比べ72%Y / Y成長した。

ハナ金融投資のキム・ギョンミン主席研究員は、「2019年に企業分割が行われ、年間売上高で第1四半期の売上高が除外された点を勘案し、2019年の年間売上高が公示(1,546億ウォン)(約148億円)より実質的に大きな規模(1,919億ウォン)(約184億円)であると仮定しても、2020年の売上高の増加率は38%Y / Yと高く、2020年の売上高はコンセンサス(2,446億ウォン)(約234億円)を上回った」とし、「国内顧客のメモリ設備投資の拡大がポジティブな影響を及ぼした」と評価した。

キム研究員は、「これらの点が、他の全工程の装置サプライヤーにもポジティブであるという点を考慮すると、PSKに限った売上高成長の要因は、新規装置の売上高への寄与、グローバル顧客の製品の裾野が拡大したためと推定される。一方、四半期売上高中、第4四半期の場合、中華圏顧客向けと国内の顧客向け装置の出荷好調が目立った」と述べた。

今年の実績について、キム研究員は、「2021年の実績のコンセンサスは売上高3,179億ウォン(約305億円)、営業利益614億ウォン(約59億円)、純利益498億ウォン(約48億円)だ」と予想した。

続けて、「PSKは韓国の半導体前工程の装置サプライヤーとして株価の構成要素(EPS x PER)中、PERのリレーティングが期待される企業である」とし、「2020年に続き、2021年にもLam Researchと競合し中華圏と米国の半導体市場での裾野拡大が期待できるからである」と言及。その上で、「世界的に半導体業界にてNANDを除き供給不足が続いており、増設の必要性がますます大きくなると予想されるが、そうなると韓国の半導体前工程の装置サプライヤーの中でも、様々な世界の半導体顧客との友好関係を結んでいるPSKに有利な状況が展開されると予想される」と述べた。
 
(参考記事:「サムスン、半導体材料・機器国産化のためパートナーシップ強化」)
(参考記事:「韓国、半導体装置株も好調。最高値を続々更新」)
(参考記事:「サムスンがフッ化水素を再利用か…使用量最大9割減?」)

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