中国BAICのEV、電池火災危険でリコール…独ベンツに影響も

中国北京の国有完成車会社BAICグループ(北汽集団)はバッテリー欠陥のため、電気自動車3万1963台をリコールすると23日、明らかにした。 リコール対象はBAICグループの子会社3社が2016年11月1日~2018年12月21日の間に製造した電気自動車(EX360、EU400)だ。
 
(参考記事:「LG製電池搭載 VWのEVが欧州各地でリコール…EU当局は電池欠陥言及」)
 
リコールの理由はバッテリー火災の危険可能性によるものだ。 BAICグループは「一部車両のバッテリーシステム密度の違いのため、高温環境で頻繁に急速充電することがバッテリーセル性能の低下につながる可能性がある」とし、特定環境でバッテリー火災が発生する可能性を言及した。

リコール対象の電気自動車に搭載されたバッテリーを作ったのは、中国東南部江西(ザンシ)省カンゾウ市のリチウムイオンバッテリーメーカーのファラシスエナジー(Farasis Energy)だ。 ファラシスも欠陥を認める声明を出した。 リコール費用は3000万~5000万元(約5億円~8億円)で、いずれもファラシスが負担する。

リコールによりファラシスの株価は2日間急落している。 ファラシスの株価は24日、上海証券取引所で一時9.9%まで下落し、最終的に5.9%下落で取引を終えた。

ファラシスはドイツの自動車グループ、ダイムラーと中国民営自動車最大手吉利(Geely)自動車の主要バッテリーパートナー会社だ。ファラシスはメルセデス·ベンツが欧州で使うバッテリーセルの半分近くを供給するとされいたが、今回のリコールにより、計画に支障が生じる可能性がある。

中国吉利(Geely)自動車は昨年12月、パラシスとリチウムイオンバッテリーを生産する合弁会社を設立すると発表した。 この合弁会社が生産するバッテリーのほとんどが、吉利(Geely)系列会社に供給される予定だったが、これについても支障が出る可能性が生じている。
 
(参考記事:「独交通局がサムスンSDI搭載のBMW車リコールで電池セルの問題に言及…韓国紙」)
(参考記事:「ヒュンダイ、米でEV4,696台リコール…LG電池搭載車が対象」)
(参考記事:「ヒュンダイの「コナEV」は電池全量交換へ…リコール後も火災発生で」)
 
(写真:iStock)

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