SKイノベーション1年ぶりに黒字転換…Q1実績

SKイノベーションが13日、2021年第1四半期の業績を発表した。
 
(参考記事:「ヒュンダイとSKイノベーション、HEV用電池の共同開発を発表」)
 
SKイノベーションは、原油価格の上昇や石油化学製品価格の上昇により、2021年第1四半期の売上が前期比1兆5,622億ウォン(約1515億円)増の9兆2,398億ウォン(約8962億円)を達成したと明らかにした。

第1四半期の営業利益は前年同期比2兆3,179億ウォン(約2247億円)、直前四半期(2020年第4四半期)比7,459億ウォン(約723億円)増の5,025億ウォン(約488億円)を記録し、黒字転換に成功した。

ただし、税引き前利益は5,276億ウォン(約511億円)の損失を記録した。 これは為替関連損失やバッテリー関連訴訟の合意金などが反映された1兆301億ウォン(約998億円)の営業外損失によるものだ。

<2021年第1四半期の事業別実績>

石油事業の営業利益は、米国の寒波による供給蹉跌で精製マージンが大幅に改善され、原油価格上昇による在庫関連の利益が拡大し、前期対比6,086億ウォン(約590億円)増加した4,161億ウォン(約403億円)を記録した。

化学事業の営業利益は、PXやベンゼンなど、アロマティック系列製品のスプレッド改善や前四半期の定期補修終了による販売台数の増加や在庫関連利益で、前四半期比1,645億ウォン(約159億円)増の1,183億ウォン(約115億円)を記録した。

潤滑油事業は米国の寒波など世界的な供給に支障が生じ、出荷量が減少したため、販売量が減少したが、原油価格上昇による在庫関連利益の影響などで前四半期比118億ウォン(約11億円)増の1,371億ウォン(約133億円)となった。

石油開発事業の営業利益は、販売物量の増加や販売単価の上昇により、前四半期比97億ウォン(約9億円)増の113億ウォン(約11億円)を記録した。

バッテリー事業は販売物量の増加により、売上は5,263億ウォン(約510億円)を記録し、前年同期の売上(2,888億ウォン、約280億円)より約80%伸びた。 営業損失は、海外工場の初期費用増加の影響で、前期比約678億ウォン(約66億円)増の1,767億ウォン(約171億円)を記録した。

素材事業の営業利益は、リチウムイオンバッテリー分離膜(LiBS)中国工場の生産性向上や原材料費の下落など、コスト減少の影響を受け、前期比64億ウォン(約6億円)増の317億ウォン(約31億円)を記録した。

<バッテリー事業·素材事業>

SKイノベーションのエコ成長の主役であるバッテリー事業の売上は、2019年以降本格的な成長振りを見せ、四半期ごとの売上新記録を達成している。

2020年、量産に突入したハンガリー第1工場や中国常州工場のほか、ハンガリーに欧州第2工場や米ジョージア州に第1、2工場を建設している。 今年第1四半期には中国塩城と恵州工場が量産を始め、今後本格的に販売が伸び、大幅な業績改善が予想される。

SKイノベーションは2023年までに85GWh、2025年までに125GWh以上のグローバルバッテリーの年間生産能力を備えることを目標に、電気自動車の高速成長による攻撃的な投資を行う計画だ。

素材事業におけるリチウムイオンバッテリー分離膜(LiBS)設備の増設は持続的に推進されており、生産能力は昨年末の年8.6億㎡から今年末基準で13.6億㎡に増加する予定だ。 今年第2四半期に中国工場の追加増設が完了し、新規ラインの量産を開始する予定で、第3四半期にはポーランド工場での量産が予定されている。

中国、ポーランドなど海外工場がさらに順次稼動することになれば、2024年に韓国5.2億㎡、中国6.7億㎡、ポーランド15.4億㎡で、生産能力は計27.3億㎡に達する見通しだ。

SKイノベーションのキム·ジュン総括社長は「パンデミックによる経営環境が徐々に改善しており、石油化学など主力事業の実績が改善すると同時に、新成長事業であるバッテリーおよび素材事業の成長が続いている、環境にやさしい(Green)中心の全面的かつ根本的な革新を通じて、環境にやさしいエネルギーと素材中心企業(Green Energy & Material Company)に跳躍するための本元的な競争力強化に集中したい」と述べた
 
(参考記事:「「SKイノベーションは不確実性除去で反騰可能性も」韓国証券社」)
(参考記事:「SKイノベーションが前米法務長官代行を顧問に…バイデン大統領に拒否権働きかけ」)
(参考記事:「SKイノベーションが電池事業を分社化か」)

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