サムスンがスマートウォッチの分野でGoogleと協力する。
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サムスンは、次期Galaxy Watchに、これまで適用していた独自開発ソフト(OS)「Tizen」の代わりに、GoogleのOSを統合した新たなOSを搭載するようだ。一つのOSで機器間の連携がスムーズにできるアップルのように、GoogleのAndroidベースであるスマートフォンとの連動性を高めるための措置とみられる。
Googleは19日午前2時(現地時間18日午前10時)に行われた、Google最大規模の開発者会議「GoogleのI / O 2021」の基調講演において、「Wear OSとサムスン電子のTizenを組み合わせたウェアラブル統合プラットフォームを作るために、両社が協力することにした」と明らかにした。Wear OSはGoogleが開発したウェアラブル機器向けのAndroid OSだ。
同ニュースを伝えたCnetは、「新しい統合OSは今秋に発売される予定のサムスン電子の次期Galaxy Watch(Galaxy Watch4)に搭載される予定である」とし、「まだどのような機能が追加されるかを予想するのは難しい」と伝えた。 Googleによると、このOSは、既存のOSよりもアプリを最大30%高速駆動し、消費電力を下げ、バッテリーの寿命を延ばすことが期待される。
さらにシーネットは 「Googleとサムスン電子の協力は広範囲に見える」とし、「両社は、Wear OSの次期(アップデート)版だけでなく、フィットネスセンサーサポートと次期スマートウォッチのチップセット(開発)などのための技術も共同設計している」と伝えた。
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