韓国のバッテリー素材メーカー大手の「エコプロビーエム」が需要増加に対応するため、1340億ウォン(約132億円)を投じ、浦項にある迎日湾産業団地内CAM5N工場に設備を増設することが分かった。
(参考記事:「エコプロビーエム、正極材から電池再利用まで事業拡大」)
投資期間は、今年5月から2023年1月までで、年間CAPAは2万8800トン、NCM 2つのラインで行われる予定である。
エコプロビーエムは、昨年2月にSKイノベーションと電気自動車バッテリー用正極材料の中長期供給契約を締結し、2023年までにハイニッケル系NCM正極材料を供給する(2兆7000億ウォン規模)の契約を締結したことがある。
施設の増設はEVなど中・大型電池市場の成長に合わせて、中長期の需要増に対応するためのものである。
エコプロビーエムは、現在増設を進めているCAM6を含めて2024年までに年間18万トンのハイニッケル正極材の生産能力を確保する計画である。
(参考記事:「エコプロビーエム社、NCMA正極材を生産へ」)
(参考記事:「SKイノ専用の工場建設、正極材企業の韓国エコプロビーエム社」)
(参考記事:「サムスンSDIが「ニッケル92%」NCA正極材を開発か…エコプロ社と共同で」)