ユアンタ証券は25日、SKハイニクスの8インチファウンドリ増設案に関する分析レポートを公開した。SKハイニクスは今月開催された「K-半導体戦略報告書会議」において、8インチファウンドリのCapaを二倍に増やすと発表している。
(参考記事:「SKハイニクス「8インチファウンドリを検討中」…Q1電話会議で」)
ユアンタ証券のイ・ジェユン研究院は、「現在SKハイニクスの8インチCapaは100K水準であるため、100Kに達する新規増設を推進するという意味であるが、▶8インチ用装置の需給を考慮すると、その新規設備を大規模に買い入れするということは現実的に不可能である。一方で中古装置の買取を通じ約20〜30KレベルのCapa増設は可能だ」と分析した。
一方でメディアが、SKハイニクスがキーファウンドリの完全買収を検討していると報道したことについて、イ研究員は、「しかし、キーファウンドリとSKハイニクス(SKハイニクスシステムIC)は、製品ポートフォリオと技術水準が類似しているため、1)両社間のシナジーを期待するのは大変であり、2)「国内8インチファウンドリの競争力強化」とも多少距離感のある意思決定であると判断される」と述べた。
イ研究員は、「短期視点では、単純なCapa増加が肯定的だ」とし、「追加買収資金も3000〜4000億ウォン(約294億〜395億円)水準に過ぎず、現在の半導体供給不足により、8インチファウンドリの単価が上がっているためだ」と指摘した。
続けて、「中長期視点では、目立ったポイントはない。 8インチファウンドリの競争力強化のためには、単純なCapa増加にFocusを合わせたM&AよりIP Libraryと複合工程技術力の確保に焦点を合わせなければならないと判断するからだ」と述べている。
(参考記事:「[特集]韓国政府が半導体総合戦略を発表…50兆プラスα規模で積極支援へ」)
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