ルノーが新型電気自動車「メガーヌE-テック・エレクトリック」(Megane E-Tech Electric/以下メガーヌE)にLGエナジーソリューションの次世代ハイニッケル「NCMA(ニッケル・コバルト・マンガン・アルミニウム)」バッテリーを装着する。
11日、韓国メディアなどによると、ルノーは、来年正式に発売予定のメガーヌEのバッテリー供給会社としてLGエナジーソリューションを指名したと報じられている。バッテリー容量オプションに応じてNCM 712、NCM 811、NCMAバッテリーを搭載するという。
メガーヌEは純粋な電気SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)である。当初60kWhの容量のバッテリーのみ適用すると伝えられたが、40kWh、87kWhの容量のバッテリーまでオプションを設けたとされる。 WLTP基準1回の充電時の走行距離は、それぞれ△40kWhのバッテリー300km△60kWhのバッテリー450km△87kWhのバッテリー600kmだ。
NCMA電池は正極材内のニッケル含有量を89〜90%で高め高価なコバルトの割合を5%以下に下げながら、手頃な価格のアルミニウムを加えた。安全性と出力を高めながら価格競争力を確保したものと評価されている。
LGエナジーソリューションとルノーは2010年からパートナーシップ関係を続けている。ルノーの電気自動ゾエ(ZOE)などにバッテリーを供給した。
(参考記事:「ルノーサムスンが「サムスン」を外す可能性…契約更新されず」)
(参考記事:「ルノーがLGとEV電池生産で提携可能性…有力候補に浮上と韓国紙」)
(参考記事:「LG化学、テスラにニッケル含有量90%のNCMA正極材を供給か」)