ハナ金融投資は自動車部品企業マンドに関する投資レポートを9日公開した。マンドは同日にADAS事業をマンドモビリティ・ソリューションズへと分割している。
ソン・ソンジェ研究員は、「マンドがマンドモビリティ・ソリューションズの株式100%を保有する」とし、「マンドは物的分割の理由としてシャーシとADAS事業の構造再編を通じた事業領域別専門性強化と経営の効率化を挙げた。分割後の中期成長戦略にマンド(シャーシ担当、年平均+ 9%目標)は、製品成長の加速と顧客の多様化を挙げ、マンドモビリティ・ソリューションズ(ADAS担当、年平均+ 14%の目標)は、市場の成長による恩恵と製品/顧客多角化をアゲタ。特に、マンドモビリティ・ソリューションズは、自律走行段階の高度化に対応し物量と製品ラインナップ(ex)、高解像度センサーと高性能統合コントローラなど)を拡大し、既存の海外拠点(中国/インド)と新規北米拠点を活用して新規顧客を誘致し、モビリティ新事業(データ/クラウド/無人充電ロボット等)も拡張する計画だ」と述べた。
また、「マンドは物的分割の他の理由としてタイムリーな資金誘致を通じた自律走行ビジネス成長の加速を図ったと述べた」とし、「これは物的分割だが、存続/新設法人の資産基準分割比率が9:1程度と推定され、マンドモビリティ・ソリューションズの立場では、将来の成長に必要なリソースが多くない点とマンドモビリティ・ソリューションズの資産/資本の大きさに比べ売上高/利益率が相対的に良く、新規投資資金を誘致しやすい構造という点などにおいてもマンドモビリティ・ソリューションズの一部株式が今後売却される可能性が考えられる」と述べている。
続けて、「総合的に判断すると、物的分割自体は中立であるが、今後の株式売却の可能性を中長期の成長動力がどれほどの速さで挽回することができるかが、株価の行方を決めるものである。マンドへの投資の意見BUYを維持した中で、物的分割およびそれ以降の進捗状況に応じて、現在の目標株価7.8万ウォン(約7660円)は調節される可能性がある」と伝えた。
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