LGエナジーソリューションが中国を除く世界電気自動車市場では独走を続けている。
15日、市場調査会社であるSNEリサーチによると、4月に中国を除く世界の電気自動車用バッテリーの使用量は、8.8GWhで、前年同月比3.5倍に増えた。
このうちLGエナジーソリューションは約6倍増となる3.8GWhを記録し、1位を守った。また、市場シェアは、昨年4月の29.4%から43.5%に急増した。
これを含めて、LGエナジーソリューションの今年1〜4月のバッテリーの使用量は12.6GWhで、前年同期より3倍近く増えた。市場シェアは28.9%から34.9%に増えたことが分かった。
サムスンSDIは、4月に約3倍増となる0.9GWhを記録し、パナソニックに続いて3位を占めた。使用量が急増したが、市場シェアは昨年4月と同じ10.5%と集計された。
4月までを含めたサムスンSDIの今年の累積バッテリー使用量は3.7GWhで、前年同期比2倍増加した。しかし、市場シェアは10.6%から10.2%に小幅減少した。
SKイノベーションも約3倍増となる0.9GWhを記録し5位に上がった。しかし、市場シェアは小幅減少となる10.1%だった。これを含むSKイノベーションの今年の累積バッテリー使用量は、約2倍増となる3.5GWhであり、市場シェアは8.2%で9.8%に増加した。
韓国電池3社の4月の総使用量は、前年同月比4倍に増えた5.6GWhであり、市場シェアは50.1%から64.1%に増加した。これ含めて、今年1月から4月まで韓国電池3社の総使用量は19.8GWhと2倍に増え、市場シェアは54.9%で、前年同期より10%pほど増加した。
韓国電池3社の成長は、各社のバッテリーを搭載しているモデルの販売好調が主な要因である。 LGエナジーソリューションは、主にフォルクスワーゲンのID.3とID.4、フォードマスタングマッハ-Eなどの販売急増に応じて高成長を記録した。サムスンSDIは、アウディE-トロンEVとフィアット500、フォードマークがPHEVなどの販売増加が成長を牽引した。 SKイノベーションは飢餓ニーロBEVと現代コナBEV、メルセデスベンツGLE PHEVなどの販売好調が急成長縦続いた。
中国CATLは4月に前年同月比9倍の0.9GWhを記録した。市場シェアは3.3%で10.2%に急増した。これ含めてCATLの今年1〜4月の累積使用量は約4倍増となる3.6GWhであり、市場シェアは2倍増となる10.1%と集計された。
CATLは、中国で生産され、ヨーロッパに輸出されているテスラモデル3をはじめ、プジョー、e-2008、オペル(ボックスホール)コルサなどの純粋電気自動車の販売台数が急増したことが功を奏したとSNEリサーチは分析した。
日本のパナソニックは、4月に前年同月比2倍近くの増加となる1.6GWhを記録した。これを含めパナソニックは今年1月から4月まで、昨年の同期間より60.6%増加となる9.7GWhを記録したが、市場シェアは34.4%から27.1%に減少した。
SNEリサーチは「韓国3社は、中国を除く世界の電気自動車市場でもCATLとパナソニックなどとの競争が非常に加熱している」とし、「国内産業がどのようなブレークスルーを設け推進するか成り行きが注目される」と述べた。
(参考記事:「LGエナジーソリューションが韓国で上場申請 最大約10兆円の企業価値見込み」)
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(参考記事:「LGがルノー「メガーヌE」にNCMA電池を供給か」)