30日、市場調査会社SNEリサーチによると、5月のグローバル電気自動車バッテリーの使用量は21.1GWhで、前年同月比3倍増加した。昨年上半期にコロナパンデミックで縮小した電気自動車のバッテリー市場が11カ月連続で回復を示した。
このうち、中国のCATLが昨年5月に比べ3倍ほど増えた6.1GWhを記録し、1位を守った。市場シェアは27.7%から28.9%に小幅増加した。これを含んだ累積使用量は、前年同期比4倍近く増えた27.6GWhでシェアは22.0%から31.2%に増えた。
LGエナジーソリューションは、先月非で4倍近く増えた5.3GWhを記録したが、CATLの記録には届かなかった。シェアは22.8%から25.1%に増えた。
先月まで含めたLGエナジーソリューションの累積使用量は20.5GWhで、前年同期より3倍ほど増加したことが分かった。シェアは22.8%から23.1%に小幅増加した。
SKイノベーションは先月、前年同月比3倍に増えた1.0GWhを記録し、中国のBYDに続き5位にランクを上げた。しかし、市場シェアは5.1%から4.9%に減少した。
これ含めてSKイノベーションの累積使用量は、前年同期より3倍ほど増加した4.5GWhを集計されたがシェアは5.3%から5.1%に減少した。
SKに続いて6位を占めたサムスンSDIは3倍近く増えた1.0GWhを記録した。サムスンも使用量を伸ばしたがシェアは5.8%で4.8%に減少した。累積使用量は、前年同期より2倍ほど増えた4.7GWhやシェアが6.8%から5.3%に減少したことが分かった。
その結果、韓国バッテリー3社の5月の総使用量は7.3GWhとなり、2.2GWhを記録した昨年5月に比べ3倍以上増加したことが分かった。シェアは33.7%から34.8%に小幅上昇した。
また、1月から5月までの韓国3社の累積使用量は29.7GWhで、前年同期より2倍ほど増加した。しかし、シェアは34.9%から33.5%に小幅減少した。
日本のパナソニックは先月、前年同月比3倍に増えた3.3GWhを記録、LGに次いで3位を維持した。しかし、シェアは16.1%から15.8%に減少したことが分かった。
これ含めてパナソニックの累積使用量は、前年同期比73.5%増の13.0GWhに集計されたがシェアは7.6%p減少14.7%を記録した。
SNEリサーチは、「コロナパンデミックのなか、頭角を示した国内(韓国)3社は、今年に入って中国企業の攻勢に直面し、やや萎縮している状況」とし「当分の間、中国市場の成長が持続してCATLとBYDなどを筆頭に、中国系企業の欧州市場への進出が加速化され、今後、国内3社はより険しい旅を経験するだろう」と展望した。
(参考記事:「ポルシェがVARTAのバッテリーを使用か…韓国企業への依存度下げる」)
(参考記事:「SKイノベーション、ポールスターとバッテリー供給契約MOU締結か」)
(参考記事:「SKイノ、2025年までに「パウチ型NCM94%バッテリー」を開発へ」)