ソウル半導体は1日、米国ニュージャージー州地方裁判所が自動車部品流通網を通じて販売している13個の自動車照明ブランドLED製品について、ソウル半導体の特許12件を侵害したことを認めて永久販売禁止判決を下したと明らかにした。ワイカップ技術に関する販売禁止判決は2019年10月フィリップスTV販売禁止に続き、2回目の判決である。
ワイカップ(WICOP)技術は、ワイヤボンディングとパッケージを使用せずに小型で薄型のレンズ構成に容易にコンパクトに設計されており、長寿命、熱伝導率に優れたソウル半導体の特許技術である。同技術は、ソウル半導体イ・ジョンフン代表取締役が、2015年に中国の上海インターコンチネンタルホテルコンベンションルームにおいてグローバル記者を招待し新商品発表会見をした技術で、パッケージングまたはPCBアセンブリ工程で直接実装が可能し、既存のバーチカルチップよりもパッケージサイズが12分の1まで小さくなりLCD Displayのスリム(薄)光源とヘッドランプのスリムレンズデザインが便利な構造だ。
ソウル半導体の創業者であるイ・ジョンフン代表取締役は、「公正な競争が私たちの生活を輝かせるが、若者と中小企業の希望である知的財産が蒸すまれ、特許侵害製品が、よく知られている企業でも黙認され使用されているということは、非常に悲しいことである」とし、「知的財産は(経営が)難しい中小企業や若い創業者が生存し、階層間の移動を可能にするはしごであると同時に、知的財産権が尊重される大学に財政支援して研究する学生には奨学金、生活費支援が可能となり、大学と学生の研究開発活動がより活性化される好循環になることができる」と述べた。
(参考記事:「ソウル半導体、米オニキスへの特許侵害訴訟で勝訴」)
(参考記事:「ソウル半導体、仏INRAEに自然光LED照明「サインライク」供給」)
(参考記事:「ソウル半導体がまた勝訴、今度はドイツのフィリップス代理店を相手に」)