韓国のバッテリー素材企業の動きが目立っている。
今月8日、ポスコケミカルは慶尚北道(キョンサンブク・ト)および浦項市(ポハン・シ)との投資協約式を行った。 来年から浦項市(ポハン・シ)の迎日湾(ヨンイル・マン)4一般産業団地内の12万平方メートルの敷地に年産6万トン規模の正極材生産ラインを建設する予定だ。
国内正極材1位のエコプロビーエムは7日、海外工場の構築を予告した。 2021年下期に4000億ウォン(約385億円)前後の有償増資を進める方針だ。 敷地として、米国や欧州など複数の地域を検討している。
コスモ新素材は今年1月に完成した忠清北道(チュンチョンブク・ト)忠州(チュンジュ)にある第3工場の稼動が迫っている。 同工場は今年3月、試作品生産に突入し、最近、ライン承認を終えた。 正常稼動時、コスモ新素材の正極材の生産能力は年産2万トン水準に増える。
エルアンドエフも新規投資を行った。 今年5月に880億ウォン(約85億円)規模の施設投資を断行すると発表した。 昨年11月(2100億ウォン、約202億円)以降6ヵ月ぶりに行われた増設だ。 正極材12万~15万トン出荷対応が可能な物流倉庫も新設する。 来年中半期の竣工目標だ。
8日、ムン・ジェイン大統領はLGエナジーソリューション忠清北道梧倉(チュンチョンブクド・オチャン)の2工場を訪問し、「K-バッテリー発展戦略」を公開した。 ▲毎年1100人以上の専門人材を養成▲研究開発(R&D)費用の最大40~50%および施設投資を最大20%減税などの内容が盛り込まれている。正極材メーカーもこの動きに乗る構えだ。
(参考記事:[特集]韓国大統領がバッテリー戦略について報告 「第二の半導体に」(全文))
(参考記事:ポスコケミカルが韓国で年産6万トン規模の正極材工場を新設…国内生産量が16万トン規模に)
(参考記事:韓国エコプロビーエム、132億円で正極材工場を増設…需要増に対応)