韓国の二次電池素材企業であるエルアンドエフ(L&F)が大型の有償増資に乗り出す。
21日、韓国の経済紙などによると、エルアンドエフは4966億ウォン(約474憶円)規模の有償増資のために、募集を行い、募集金額より多くの買い注文を受けたと伝えられた。
エルアンドエフは昨年のLGエナジーソリューションに続き、今年4月にSKイノベーションと1兆ウォン台の正極材の供給契約を締結した。正極材は二次電池のエネルギー密度を左右する重要な素材でニッケル、コバルト、マンガン、アルミニウムなどを活用して作る。
同社は先月、米国テスラと正極材の原材料供給契約を結び、海外市場でも事業領域を広げている。エルアンドエフは今年第1四半期の営業損失32億ウォンを記録するなど、収益性が多少悪化したが、受注成果が可視化されている第3四半期から業績改善が本格化するものと予想されている。
エルアンドエフは、今回の有償増資で確保した資金を正極材生産設備の拡大とニッケルとリチウムなどの原材料の購入に使用する計画である。こ
参考記事:正極材メーカーのエルアンドエフ社、LG化学向け供給急増の見込み
参考記事:韓国正極材メーカーが活発な動き K-バッテリー戦略に呼応も
参考記事:LG化学がEV電池素材の内製化率を引き上げか…テスラに「対抗」