サムスンSDIが今年第2四半期(4~6月)に四半期ベースで過去最高の売上高を記録して、電気自動車のバッテリー事業は黒字を記録する好実績を達成した。
サムスンSDIは、連結ベースで今年第2四半期の営業利益が2千952億ウォン(約281億円)で、前年同期比184.36%増加したとの暫定集計を27日公示した。市場予想を上回った。
売上高は3兆3千343億ウォン(約3200億円)で、前年同期比30.32%増加し、四半期の売上高に過去最大であると同社は説明した。
サムスンSDIは、特に第2四半期に電気自動車バッテリー事業が黒字転換に成功した。サムスンSDIによると、電気自動車のバッテリー事業で、第2四半期に有意な規模で黒字を出し、第1四半期の赤字を相殺し、1・第2四半期合算でも黒字を達成したと伝えられた。
エネルギー貯蔵装置(ESS)は、アメリカの電力用のプロジェクトを中心に売上高が増加した。
小型電池事業部門は、新規電気自動車用のプロジェクトの供給が増加し、円形電池の売上高が拡大し、フラッグシップスマートフォン用パウチ型電池の売上高も増加した。
電子材料の売上高は、6千225億ウォンで、前年同期比2.4%減少したが、前四半期比で8.0%増加した。
前四半期と比較して、半導体材料は、堅調な売上高の成長を継続した、OLED材料は、スマートフォンの需要拡大に売上高が増加した。偏光フィルムも大型LCD TVの需要拡大に売上高が増加した。
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