LG電子[066570]は、世界3位の自動車部品メーカー、マグナ・インターナショナルと「LG電子マグナイーパワートレイン(LG Magna e-Powertrain Co.、Ltd.)」の株式売買手続きを完了したと28日明らかにした。
LG電子は今月1日、電気自動車のパワートレイン関連事業を物的分割して、100%子会社であるLG電子マグナイーパワートレインを設立し、この日マグナに株式49%を売却した。売却代金は約4億5千300万ドルだ。これにより、LG電子とマグナの合弁法人の株式売買の手続きは完了した。
LG電子マグナイーパワートレインは、電気自動車に搭載されるモーター、インバータなど電気自動車のパワートレイン(動力伝達装置)を構成する部品、駆動システム、車両搭載型充電器などを研究・開発、生産・販売する。
合弁会社の本社所在地は仁川であり、子会社には、米国ミシガン州にあるLG電子マグナイーパワートレイン米国法人(LG Magna e-Powertrain USA Inc.)と中国のLG電子マグナイーパワートレイン南京法人(LG Magna Nanjing e -Powertrain Vehicle Components Co.、Ltd.)がある。
合弁会社は今月1日に創立総会で、LG電子VS事業本部で、電気自動車のパワートレイン事業を担ってきたジョン・ウォンソク常務を代表理事に選任しており、来月の理事会で主な経営陣を選任する予定である。最高執行責任者(COO)は、マグナでアジア地域の製品の生産と品質管理を統括していたハビエル・ペレス(Javier Perez)副社長が内定した。
LG電子は、合弁会社発足を機に、電装事業をインフォテインメント(VS事業本部)、車載用照明(ZKW)、電気自動車のパワートレイン(LG電子マグナがパワートレイン)の3つの軸へと再編した。
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