LG電子、LGDのOLED事業拡大でテレビの価格競争力強化に自信

(画像出典:LG)

韓国ビジネスポスト社は、LG電子が今後LGディスプレイのOLED事業拡大戦略に注力することで、OLEDテレビの競争力を強化するであろうと報じている。

LG電子は第2四半期の業績発表で「OLEDのボリューム拡大で、テレビ生産企業間の競争による価格上昇よりも、歩留まり率の向上による原価低減がより大きくなる」とし、「こうした原価改善は、LG電子に好影響を及ぼすだろう」と述べた。

LGディスプレイは現在、中国広州のOLED工場の増設を推進しているとされる。これを受けてテレビ向けOLEDパネルの生産台数は、今年の800万台から来年は1千万台水準へと増える見通しだ。

OLEDテレビは、初めて発売された当時は価格が高く、一般消費者はなかなか近づかなかった。LG電子が2013年に発表した55インチのOLEDテレビの価格は、なんと1100万ウォン(約106万円)であった。

しかし、LGディスプレイがOLED事業の規模を拡大するにつれ、OLEDテレビの価格は徐々に合理的な価格帯に下がってきている。現在、55インチのOLEDテレビは、LG電子のホームページ基準で最低170万ウォン(約16万円)台で販売されている。

LG電子は、LGディスプレイのOLEDパネル製品の多角化を追い風に、さらに多様なOLEDテレビを披露することもできる。

LGディスプレイは既存の88インチ、77インチ、65インチ、55インチ、48インチパネルに加え、今年から83インチと42インチテレビ用のOLEDパネルの新規量産に入った。

LG電子は、新しいパネルを活用し、6月、世界初の83インチのOLEDテレビを発売した。大画面を好むテレビ市場を攻略するための新兵器を確保したわけだ。

テレビ用のOLEDパネルの性能そのものも、時間が経つにつれて改善されている。LGディスプレイは、従来より発光効率が20%高い「OLEDパネル」を今年発表した。このパネルは、LG電子の2021年OLEDテレビの新製品「OLEDエボ(EVO)」に採用され、従来よりも鮮明な画質と画面の明るさを実現した。

もちろん、LG電子以外にも多くの企業がLGディスプレイパネルを受け、OLEDテレビを生産している。現在、LG電子を含むグローバル家電企業19社が「OLED陣営」に合流している。

但し、LG電子は世界で最も多いOLEDテレビを販売しているだけに、LGディスプレイのOLEDパネル拡大による恩恵を最大化できるものと見られる。

LG電子は第2四半期の業績発表で「LG電子は世界初OLEDテレビを発売し、現在も顧客にはOLEDテレビはLG電子製品だと認識されている」とし、「ライバル会社が参入すれば市場規模が大きくなり、むしろより多くの売上拡大の機会をつかめるだろう」と自信を見せた。

現在、LG電子は、OLEDテレビ市場シェア70%を占め、テレビ事業の業績を早いテンポで改善している。

テレビを担当するLG電子のHE事業本部は、第2四半期の売上は4兆426億ウォン(約3879億円)、営業利益は3335億ウォン(約320億円)を達成した。昨年同期に比べ、売上は79.1%、営業利益は216.4%増加した。売上の30%以上がOLEDテレビから出たものと推算された。

市場では、OLEDテレビの需要が今後も増え続ける可能性が高いという見方が出ている。

 
参考記事:LGディスプレイ、不況トンネルの終わりが見える…8年ぶりに輝く「OLED」
参考記事:LGディスプレイの上半期営業利益が1兆ウォン超えか OLED好調で4年ぶり大台に
参考記事;サムスンDがOLEDパネル出荷量目標を上方修正か・・・韓国紙報じる

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