サムスン電子、下期スマホ戦略としてフォルダブルとA52sの2ライン展開

サムスン電子が下期のスマートフォン市場戦略カードとして「Galaxy Z Fold3」と「Z Flip3」を切った中、中低価格帯のバー型の「A52s」を発売し、最高級ラインと普及型ラインの2ラインでのシェア拡大に乗り出したことを韓国メディアのMediapenが伝えている。

4日、業界によると、サムスン電子は最近、フォルダブル2種の「Galaxy Z Fold3」と「Z Flip3」を公開した。両製品はグーグルアンドロイド陣営内で現存最高性能を持つモバイルアプリケーションプロセッサー(AP)「クアルコムスナップドラゴン888」を搭載した。前作とは違って、生活防水機能を搭載し、フォールディング(折りたたみ)の中核部品であるヒンジの耐久性をさらに引き上げ、商品性を高めたという評価を受けている。

画面のリフレッシュレートも最高120Hzに達している。特に、「Z Fold3」には人気製品群だったノートシリーズのSペン使用が可能で、7.6インチの大画面を活用してディスプレイ性能を極大化できる点が人気要因だ。何よりZ Fold3·Z Flip3は前作より約40万ウォンずつ安くなった。

これは事前購入予約の実績につながった。業界関係者は「サムスン電子が1週間予約を受け付けており、平均13万人が応じて約100万人を獲得したと聞いている」と述べた。このペースでいけば、2年前に発売されたギャラクシーノート10が25日間、100万台の販売記録も突破するという見込みが優勢だ。ZFold3·ZFlip3の両モデル開通初日の実績は約27万台で、相対的に割安なZ Flip3が70%を占めたという。

韓国内の移動通信会社も想像を絶する新型フォルダブルフォン人気に一部の事前予約者に遅延案内を告知した。

サムスン電子は来月までにZ Fold3とZ Flip3の発売を130カ国に増やす計画だ。米国内の事前予約数量は、今年のGalaxy Zシリーズ全体販売量を上回ったという。欧州市場でも爆発的な人気を集めている。英国·フランスでは事前注文が滞り、ドイツでは予約販売の発送が遅れている。

シャオミ、OPPOなど中国メーカーの格安な製品が多く売れるインドではGalaxy Note20より2.7倍多い予約注文が発生するなどヒットを予告した。サムスン電子のスマートフォンが伸び悩んでいる中国でさえ、事前予約者が100万人を超えている。

一方、サムスン電子は普及モデル「ギャラクシーA52s5G」を先月31日に英国とフランスに、今月3日には韓国内で発売した。韓国内基準の自給制やモバイル通信3社のモデルとして発売され、価格は59万9500ウォン(約5万7千円)だ。

普及モデルにもかかわらず120Hzのリフレッシュレートをサポートし、6.5型大画面インフィニティ-Oディスプレイでウェブページのスクローリングをしたり、ゲームプレイ·動画鑑賞時にスムーズに流れ、ユーザーに「見る経験」を提供する。

カメラの性能はフラッグシップモデルの最新型フォルダブルシリーズより良い。製品説明によると、背面には△6400万画素の基本カメラ、△1200万画素超広角カメラ、△500万画素深度カメラ、△500万画素接写カメラなど、クアッドカメラがあり、前面には3200万画素カメラを採用し、ユーザーが多様な撮影経験を楽しめるようにした。

特に、光学式手ブレ防止(OIS)機能も搭載しており、揺れの少ない鮮明な写真や動画を撮影できる。防水·防塵性能はIP67等級で、生活防水(一時的浸水)が可能で、4500mAh大容量バッテリーが内蔵されている。25Wの超高速充電も行える。

業界関係者は「下期のスマートフォン市場環境は容易ではないが、サムスン電子は超プレミアム製品で勝負に出た」とし「事前予約の大ヒットは増産に対する期待感を高める」と評価した。続いて「ハイエンドではフォルダブル、ミドルレンジではAシリーズと、市場別オーダーメイド戦略製品を発売し、市場シェアを維持するとみられる」とし、「第4四半期の市場回復とともにシャオミなどとの競争はさらに激しくなる」と付け加えた。

参考記事:目前に迫ったフォルダブルフォンの大衆化、Galaxy Fold3の事前開通が初日最高記録
参考記事:折りたたみスマホ好調、韓国で100万台に迫る…全世界1000万台見込
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