サムスン電子の「Galaxy Note」シリーズの販売終了説が再び浮上している。サムスン電子側は今年初頭、Galaxy Noteの販売終了説について否定していたが、最近、Galaxy S22発売の噂とあいまって、Galaxy SシリーズがGalaxy Noteに取って代わるだろうという見方が出ている。e大韓経済が報じた。
26日、業界によると、サムスン電子が今年末に発売する予定の新型フラッグシップ端末機「Galaxy S22」に「Sペン」を搭載し、Galaxy Noteシリーズに代わるものとみられる。
米IT専門メディア·GSMアリーナは、海外有名チップスター(情報流出者)アイスユニバースの資料を引用し、サムスン電子はGalaxy S22に、Sペンを搭載できる内部空間を作ることになるだろうと見込み、関連設計図を公開した。
公開された情報によると、Galaxy S22の最高級モデル「Galaxy S22 ultra」はGalaxy Note 20 ultraと似た大きさのディスプレイを搭載し、デザインもGalaxy Noteシリーズと似た形で発売される見通しだ。製品は計3モデルで発売される見通しで、サイズは△Galaxy S22 146×70×7.6(㎜)、△Galaxy S22プラス 157.4×75.8×7.6(㎜)、△Galaxy S22 ultra 163.3×77.9×8.9(㎜)で登場する見通しだ。
これまでSペンは、Galaxy Noteシリーズでのみ活用可能だった一種の象徴だった。しかし最近、Galaxy Sシリーズ·Galaxy Zシリーズなど多様なスマートフォンのラインナップに採用され象徴性がやや薄くなり、Galaxy Noteシリーズの販売終了説まで提起されている。
Galaxy Noteシリーズの販売終了説は、年明けにも一度提起されたことがあるが、サムスン電子が一蹴したことで一旦その話題はかき消された。
当時、サムスン電子のコ·ドンジン代表取締役社長は「Galaxy SシリーズとGalaxy Noteシリーズを持続的に出すのは負担となり、今年はGalaxy Noteの新製品は発売しない」としながらも「Galaxy Noteシリーズは10年間愛されてきたサムスン電子の重要な製品だ。お客様の心を裏切らない」と噂を否定した。
しかし最近、Galaxy S22シリーズが今年末に発売され、ウルトラモデルにSペン内蔵空間が導入されるという見通しが広がり、Galaxy Noteの販売終了説が再び浮上し始めた。
業界はGalaxy Noteシリーズが年間1000万台ほどの販売量を記録するだけに、サムスン電子は完全に製品をあきらめないという見通しを出している。ただ、今後、Galaxy SシリーズはGalaxy Noteシリーズの特徴を次第に吸収し、二つの製品群が一つに統合されるだろうと見ている。
業界関係者は「今後、サムスン電子のフラッグシップ端末機ラインはGalaxy S・Noteを統合したものと「Galaxy Z Fold3」と「Galaxy Z Flip3」などフォルダブルラインで構成される」とし「次期Galaxy SシリーズからNoteの特徴をかなり吸収した製品が登場すると予想する」と述べた。
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