韓国部品メーカーYapEX、QDディスプレイ用新素材フィラーを量産開始

韓国の証券市場、KOSDAQに上場している電子部品メーカー、YapEXが量子ドット(QD)ディスプレイの新素材であるフィラー(Filler)の量産を開始したことが5日、明らかになった。会社側は、量産の規模が100億ウォン以上になると予測している。これは、YapEXの昨年度年間売上の33%水準である。

QDディスプレイはサムスングループが次世代主力事業として力を入れている大型パネルである。青色光の有機発光ダイオード(OLED)にQD層を付けることで色の再現力を高めたという特徴を持っている。

YapEXが量産を開始したフィラーは、QDディスプレイに使用される新素材で、発光効率を高めるという役割を持っている。YapEXは、サムスンディスプレイにQDディスプレイ用フィラーを独占供給しているSolus Advanced Materialsと協業し、フィラーを量産する予定だ。QDディスプレイに使用されるフィラーの独占供給サプライチェーン(SCM)に合流したことになる。

ディスプレイへのフィラー採用は業界初であるため、会社側は、フィラーがQDディスプレイの必須素材になれるように、技術力の向上に力を入れる方針だ。

QDディスプレイは既存のOLEDから進歩したパネルである。そのため、今後のOLED市場はQDディスプレイを中心に、急激に拡大すると予測されている。市場分析会社のOMDIAは、OLEDテレビ市場が2021年の610万台から、2022年には690万台、2025年には1050万台と、急成長すると分析している。

YapEXのある関係者は、「次世代核心パネルとして注目の的となっているQDディスプレイの持続的に成長する市場需要に足並みをそろえ、安定的な供給体制の維持に集中する計画」と述べ、「韓国のディスプレイ業界で新成長産業群として呼ばれている製品の初めての新規素材の量産を担当したことで、韓国内外のOLED市場及び二次電池部門への成長を持続的に推進する」と説明した。

参考記事:量産迫るサムスン製の「QDディスプレイ」、素材供給企業に関心集まる
参考記事:サムスンディスプレイ「QD-OLED」量産秒読み…テレビパネル価格回復期待
参考記事:サムスンディスプレイ、QD量産間近…主要素材は日本のJSRから供給

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