サムスン電子、第3四半期は世界43カ国でスマホ市場シェア1位を記録

サムスン電子が今年第3四半期、グローバル43カ国でスマートフォン市場シェア1位を占めた。

15日、市場調査会社のカウンターポイントの調査によると、サムスン電子は今年第3四半期、韓国・ドイツ・ロシア・イタリア・エジプト・イスラエルなど調査対象80カ国のうち43カ国でスマートフォン市場シェア1位を記録した。 韓国メディア「donga.com」が報じた。

特に韓国では85%の圧倒的なシェアを示し、ルーマニア・ベネズエラ・ブラジルなどでも市場シェア50%を超えた。

しかし、サムスン電子が1位を占めた国の数は、2019年第3四半期46カ国、2020年第3四半期45カ国、今年第3四半期43カ国と、減少傾向を示した。 カウンターポイントリーサーチは、米国とヨーロッパの一部の国では、アップルのファン顧客が多くを占め、インドではシャオミが攻撃的な姿勢見せたことで、サムスン電子が1位を占めなかったと分析した。また、メキシコではLG電子の市場撤退後、モトローラがシェアを拡大し、サムスン電子を2位に押し出した。

カウンターポイントリサーチのイ・ユンジョンアナリストは「第3四半期、サムスンのグローバルスマートフォン市場シェアは20%を記録し、コロナ19によるロックダウンでベトナム・インドの生産支障をもたらした第2四半期に比べ回復傾向を見せた」とし、「しかし前年同期比シェアは2%ポイント下落し、1位占有国数も徐々に減少している」と分析した。

彼は「ファーウェイとLGの空白による反射受益を狙った中国ブランドの攻撃的な歩みとプレミアムラインでのアップル宣伝による競合が一層深化した影響と分析できる」と述べた。続いて「サムスンは高度化された技術が要求されるフォルダブルフォンの技術ノウハウと価格競争力を掲げ、フォルダブル市場内の超格差を拡大しなければならないのはもちろん、インド・中国・中南米など新興市場でエントリークラスの5Gスマートフォンのラインナップ拡大とブランドイメージや認知度の改善などに注力する必要がある」と付け加えた。

参考記事:サムスン、来年初めに発売の「GalaxyA13」で中低価格のシェア拡大へ
参考記事:サムスン電子、中南米スマホシェア1位を維持するも中国企業が「猛追」
参考記事:サムスン電子フォルダブルフォン、アップルお膝元の米国でシェア1位に

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