サムスン電子が次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S22」に搭載されるアプリケーションプロセッサ(AP)「エクシノス2200」の公開を延期した。韓国メディア「the public」が報じた。(写真:サムスン電子)
サムスン電子が11日に発表したところによると、当初この日にエクシノス(Exynos)2200を公開すると告知したが、顧客企業の日程を考慮し、AP新製品の公開時期を延期することを決めたという。
これに先立ち、サムスン電子は先月30日、公式ツイッターで「エクシノス2200」を今月11日に公開すると予告したが、この日公式ツイッターでは関連内容を削除した。
サムスン電子側は「顧客企業の日程と調整のためにエクシノスの発表日を調整することにした」とし「生産と性能などに問題があるわけではない」と述べた。
エクシノス2200が搭載される次世代スマートフォン「Galaxy S22」シリーズのアンパック(Galaxy Unpacked)は、来月8日に予定されている。これを受け、エクシノス2200は、Galaxy S22のアンパック当日、または今月末から来月初頭にかけて公開する見通しだ。
エクシノス2200は、米AMD社の設計技術が使われたグラフィック処理装置(GPU)を搭載し、クアルコムのスナップドラゴンより性能が劣るという弱点を改善したという。
エクシノス2200に搭載されるGPUは、AMDが最新アーキテクチャーRDNA2を基盤に開発したものと伝えられている。
一方、市場調査会社のカウンターポイントリサーチによると、昨年第3四半期、スマートフォンAP市場で、サムスン電子はシェア5%と、前年同期(10%)比5%下落し、5位に留まった。
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