韓国IBK投資証券は18日、LGディスプレイについて、昨年の第4四半期の実績は増益となり、今年はOLEDに関心が傾く時であると伝えた。韓国メディア「news2day」が報じた。(写真:LGディスプレイ)
キム・ウンホIBK投資証券研究員は「LGディスプレイの昨年第4四半期の売上高は第3四半期比15.2%増加した8兆3180億ウォン(約8010億円)と予想される」とし、「出荷面積は昨年第3四半期比12.5%増加した9402㎢、平均販売価格は昨年第3四半期比2.7%上昇した770ドル/㎡と予想される」と明らかにした。
キム・ウンホ研究員は「昨年第4四半期の営業利益は第3四半期比13.4%増加した6010億ウォン(約579億円)と予想される」とし、「LCD TVは第3四半期に比べて大幅に不振と予想するが、ITパネルは小幅減少し、OLEDは第3四半期に比べ大幅に改善なる見通し」と説明した。
キム研究員は「LGディスプレイの株価不振はLCDテレビパネルの価格や需要不振による業績悪化に対する懸念のため」とし、「この部分は今年上半期まで続く変数で、株価には否定的だろうが、LCDテレビの比重が持続的に減っている。否定的な影響はそれほど大きくない見通しだ」と指摘した。
研究員は「相対的にLCD ITパネルは安定的な収益性を維持しており、昨年まで営業赤字を記録していたOLED TVとP OLEDの収益性が大きく改善されているという点は肯定的な変数」と診断した。
「LCD価格の下落にもかかわらず、第3四半期の第4四半期の営業利益は増加すると予想し、LCDパネルの価格下落による営業利益の減少を考慮しても、今年の営業利益は1兆6000億ウォン(約1540億円)を上回ることが予想され、現在の株価は低評価局面にあると判断される」との見通しを示した。
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