サムスンディスプレイ、フォルダブルパネルの出荷量増加で「超格差」拡大へ

世界のスマートフォン市場をリードするサムスンが、今年も独走体制を固めるための事業拡大に乗り出す。パネルを供給するサムスンディスプレイも、今年の出荷量目標値を高め、超格差をさらに広げようとしている。韓国メディア「エナジー経済」が報じた。(写真:サムスン電子)

19日、業界によると、サムスンディスプレイは今年、フォルダブルディスプレイを1800万台出荷する予定だ。昨年に比べて2倍ほど高い数値だ。サムスンディスプレイは、ベトナムのフォルダブルフォン・モジュールラインを、従来の7つから10へと拡大し、生産量を拡大する計画だという。

サムスン電子は今年、フォルダブルフォン出荷量を1300万台規模と見込んでおり、攻勢的な生産量の増加を予告した。昨年に本格化した「フォルダブルフォン」のヒットが続くという判断による決定だ。市場調査機関DSCCによると、昨年のサムスン電子のフォルダブルフォンの生産量は計810万台で、前年比300%増加した。国内が32%で最も高い需要を示し、欧州31%、米国29%と続き、海外でも高いシェアを記録した。サムスン電子は特に先月だけで147万台を生産したことが明らかになったが、「Galaxy Z Flip3」がこのうち67%の100万台程度を占めたという調査結果が出た。

サムスン電子の自主調査でも、同様の流れが観測されている。会社側は昨年、「Galaxy Z」シリーズの販売量が前年比4倍以上増えたと発表した。これに先立って市場調査機関のカウンターポイントリサーチが見通した前年比3倍の成長率を上回る記録だ。サムスン電子の「フォルダブルフォン」が全体市場の成長の勢いを追い抜き、独走している様子だ。

昨年8月に発売した「Galaxy Z Fold3」と「Galaxy Z Flip3」は1カ月で前年全体フォルダブルフォンの販売台数を上回り、大ヒットした。特に、Galaxy Z Flip3は、125万4000ウォン(約12万円)という格安な出庫価格を打ち出し、他社のスマートフォンユーザー需要を吸収し、販売台数の増加に寄与した。

市場調査機関は、サムスン電子に続き、中国のファーウェイやシャオミなどがフォルダブルフォンの発売に乗り出し、市場が拡大するだろうという予測を出している。特に、欧州など海外でサムスン電子のフォルダブル·スマートフォンの需要が急増する見通しだ。DSCCは今年第1四半期のサムスン電子のフォルダブルフォン生産量が150万台に達すると予測した。新製品が発売された直後の前四半期に比べて減少した数値だが、2021年第1四半期と比べて568%増えた規模だ。

今年、フォルダブルフォンの普及が本格化し、スマートフォン市場は地殻変動が起きるものと見られる。サムスン電子を筆頭に中国のファーウェイ、シャオミ、OPPOなどが新製品を出して市場に参戦している。アップルも早ければ今年末、フォルダブルフォンの新製品を発売するだろうという見通しも出ている。スマートフォン市場がフォルダブルフォンを中心に再編される場合、2019年から製品を発売してきたサムスンが先取り効果を享受するという観測が高い。

スマートフォン業界関係者は「生産数量の拡大は規模の経済効果で価格競争力を確保するのに有利だろう」とし「今年下半期に発売されるフォルダブルフォン新製品を中心にサムスンの独走体制が強固になる見通し」と述べた。

参考記事:サムスン、スマホ事業の営業利益が7年ぶりに最高益…フォルダブル寄与
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参考記事:「今年はスマホ6%成長」…サムスンvsアップル、年初に中低価格で対決

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