現代(ヒュンダイ)自動車、(株)SK、LGなど韓国の主要企業が投資した米国バッテリー会社SESが韓国支社を設立し、韓国市場に本格的に進出する。SESは韓国国内に試験生産施設も建設する計画だ。韓国メディア「ChosunBiz」が報じた。(写真:SES)
SESは12日、「バッテリー技術強国の韓国で2025年までにリチウムメタルバッテリーを商用化することを目標に、次世代バッテリー技術の開発と生産計画の実行に拍車をかける」と明らかにした。
SES創業者でCEOのフー・チーチャオ氏は「より多くの自動車メーカーが我々とAサンプル共同開発協約の締結意思を明らかにしている」とし「韓国支社を設立して韓国と中国という2つの産業強国のしっかりした人材プールと効率性に優れたシステムまで備えるようになった」と述べた。SES韓国支社は、SES上海ギガに次ぐ2番目の主要海外支社だ。
SESは今年に50人余りの社員を採用する方針だ。韓国のしっかりしたバッテリー供給網と人材プールに注目したSESは多角的な側面からバッテリー供給網を開発し、多様な完成車メーカーとバッテリーサンプルの共同開発に力を注ぐ予定だ。
キム・ハンスSES韓国支社代表は「韓国支社の設立は電気自動車をはじめとする多様なアプリケーション用高性能ハイブリッドリチウムメタル二次電池の開発・生産分野のグローバルリーディングカンパニーとしてのSESの地位を固めるためのもう一つの道しるべ」とし「韓国は電気自動車バッテリー開発強国である。セル製造装備、工程・供給網の開発、自動車メーカーとの共同開発などを進める長期的拠点の確保という側面で最適の立地」と述べた。
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