サムスンディスプレイが自社の技術をPRするために製作した映像が、ユーチューブで1ヵ月間で1700万を突破したと、16日明らかにした。韓国メディア「グッドモーニング経済」が報じた。(画像:サムスンディスプレイがYoutubeに上げた自社技術広報映像の一場面:サムスンディスプレイ)
サムスンディスプレイは最近、ユーチューブに会社独自技術のダイヤモンドピクセルやエコスクエアOLEDに関する広報映像を掲載した。
ダイヤモンドピクセルは人間の網膜が赤色(R)・緑色(G)・青色(B)のうち、緑色に最も敏感に反応するという点に着目して緑色素子を増やし、45度対角線方向に画素を配列したのが特徴だ。ピクセルはスマートフォンやテレビなど電子ディスプレイを構成する最小単位で、私たちが見る画面はピクセルが数百万個集まって表示されるものだ。サムスンディスプレイは2013年、サムスン電子のGalaxy S4に初めてダイヤモンドピクセルを採用した。
エコスクエアOLEDも、サムスンディスプレイが初めて商用化に成功した無編光低電力技術で、偏光板を無くし、光効率を最大化した技術だ。
1分36秒の該当映像は、主人公がダイヤモンド模様のピクセルを通じて、ディスプレイ内部を形象化した仮想世界に陥るという内容だ。
サムスンディスプレイ企画チームのチェ・グォンヨン副社長は第4四半期の業績発表カンファレンスで、「OLEDは私たちが初めて量産し、開拓した市場だ。数十年間の投資と研究開発、量産を通して数多くの特許とノウハウを蓄積した」とし「われわれの努力で積み上げた知的財産権を正当に認められ、補償を受けられるよう多角的に検討している」と述べた。
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