サムスン電子が2019年に発売したフラッグシップスマートフォン「Galaxy Note10」シリーズにも、「ゲームオプティマイジングサービス(GOS)」機能関連アップデートを採用した。韓国メディア「MoneyS」が報じた。(写真:サムスン電子は2019年Galaxy Note10シリーズにもGOS機能アップデートを実施=newsis)
6日、業界によると、サムスン電子は今月4日午後、Galaxy Note10のユーザーがGOSアプリの活性化水準を直接選択できるよう、新しいソフトウェア「One UI 4.1」を配布した。
今回のアップデートでは▲ゲーム実行時の中央処理装置(CPU)・グラフィック半導体(GPU)初期性能制限解除、▲ゲームブースター内の「ゲームパフォーマンス管理モード」提供、▲GOS解除(off)迂回外部アプリ遮断解除機能が含まれた。
GOSは、高性能演算が必要なゲームアプリケーション(アプリ)作動時、スマートフォンの過熱を防ぐためにCPUまたはGPU性能を強制的に下げる機能だ。代表的に解像度または機器の速度を下げた。
サムスン電子が2016年のGalaxy S7の時から採用したが、当時はユーザーらが別途のアプリ設置で、GOS機能を解除することができた。オペレーティングシステム(OS)がアンドロイド12基盤の「One UI 4.0」にアップデートされたことで、その方法は通用しなくなり、Galaxy S22の発売直後、性能制限疑惑が本格的に浮上した。
サムスン電子は先月から、GOS機能をユーザーがON・OFFすることができるよう、ソフトウェアアップデートを進めている。Galaxyスマートフォンのユーザー1885人は集団訴訟に乗り出している。
サムスン電子はこれまで最新フラッグシップフォン・タブレットPCからソフトウェアアップデートを進めてきた。他のGalaxyスマートフォンにもオペレーティングシステムのアップデートが順次採用される計画だ。
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